印西市議会 > 2021-09-30 >
09月30日-04号

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  1. 印西市議会 2021-09-30
    09月30日-04号


    取得元: 印西市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和 3年  第3回定例会( 9月定例会)       令和3年第3回印西市議会定例会 議事日程(第4号)                             令和3年9月30日(木)午前10時開議日程第 1 会議録署名議員の指名                                日程第 2 諸般の報告                                     日程第 3 議案第1号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部            改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について           日程第 4 議案第2号 印西市歯と口腔の健康づくり推進条例の一部を改正する条例の制定について  日程第 5 議案第5号 工事請負契約の締結について                       日程第 6 議案第6号 印西市道路線の変更について                       日程第 7 議案第7号 印西市道路線の認定について                       日程第 8 議案第3号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第6号)               日程第 9 議案第4号 令和3年度印西市介護保険特別会計補正予算(第2号)           日程第10 認定第1号 令和2年度印西市一般会計歳入歳出決算認定について            日程第11 認定第2号 令和2年度印西市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について      日程第12 認定第3号 令和2年度印西市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について        日程第13 認定第4号 令和2年度印西市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について     日程第14 認定第5号 令和2年度印西市水道事業会計決算認定について              日程第15 認定第6号 令和2年度印西市下水道事業会計決算認定について         日程第16 請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書                     日程第17 請願第3―3号 新型コロナウイルス対策に係る緊急請願書               日程第18 議案第8号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第7号)               日程第19 報告第3号 専決処分の報告について                         日程第20 報告第4号 専決処分の報告について                         日程第21 各常任委員会の閉会中の所管事務調査について                     日程第22 議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査について                    日程第23 議員派遣の件について                                出席議員(22人)   1番   柿   原   健   一       2番   梶   原   友   雄   3番   藤   江   研   一       4番   松   本   有 利 子   5番   伊   藤   真   一       6番   稲   葉       健   7番   小   川   利   彦       8番   米   井   重   行   9番   櫻   井   正   夫      10番   浅   沼   美 弥 子  11番   岩   崎   成   子      12番   海 老 原   作   一  13番   近   藤   瑞   枝      14番   藤   代   武   雄  15番   増   田   葉   子      16番   松   尾   榮   子  17番   軍   司   俊   紀      18番   金   丸   和   史  19番   板   橋       睦      20番   山   田   喜 代 子  21番   玉   木       実      22番   中   澤   俊   介欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市  長   板   倉   正   直     副 市 長   杉   山   甚   一 総務部長   岩   﨑   博   司     企画財政   小   林   正   博                          部  長 市民部長   岡   本   一   弘     環境経済   土   屋   茂   巳                          部  長 福祉部長   富   澤       実     健  康   酒   井   和   広                          子 ど も                          部  長 都市建設   櫻   井       敦     上下水道   笛   田   和   人 部  長                     部  長 会  計   髙   橋   幸   江     管財課長   伊   藤   武   行 管 理 者 教 育 長   大   木       弘     教育部長   髙   橋       清 監査委員   小 那 木   康   淳 事務局長本会議に職務のため出席した者の職氏名 議  会   鈴   木   悦   子     議  会   吉   岡   哲   男 事務局長                     事 務 局                          次  長 係  長   篠   原   雅   男 △開議の宣告                               (午前10時) ○議長(中澤俊介) おはようございます。これから本日の会議を開きます。  報道機関から撮影の申出がありますので、これを許します。                        〇 △議事日程の報告 ○議長(中澤俊介) 本日の議事日程については、お手元に配付したとおりです。ご了承願います。  また、マスクの着用を認めておりますが、音声確認にご配慮いただき、明瞭に発言いただきますようお願いいたします。  なお、休憩中に議場内の換気を行いますので、ご協力をお願いいたします。                        〇 △会議録署名議員の指名 ○議長(中澤俊介) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、9番、櫻井正夫議員、10番、浅沼美弥子議員を指名します。                        〇 △諸般の報告 ○議長(中澤俊介) 日程第2、諸般の報告を行います。  本日、板倉市長から議案の送付があり、これを受理しましたので、ご報告いたします。  次に、監査委員から各会計に関する例月出納検査の結果の報告がありました。その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  次に、今期定例会において説明員の追加出席通知のありました者の職、氏名の写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  これで諸般の報告を終わります。                        〇 △議案第1号 ○議長(中澤俊介) 日程第3、議案第1号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題とします。  初めに、総務企画常任委員会委員長の報告を求めます。  岩崎成子委員長。    〔総務企画常任委員会委員長、登壇〕 ◎総務企画常任委員会委員長(岩崎成子) 皆様、おはようございます。ただいま議題となっております議案第1号について、総務企画常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。総務企画常任委員会委員長、岩崎成子。  議案審査は、9月17日に委員会を開催し、審査の過程においては、執行部から説明を求め、慎重に審査を実施いたしました。  議案第1号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についての審査についてご報告いたします。  審査の結果、議案第1号は賛成者全員で可決と決定いたしました。  それでは、執行部に対する質疑を要約して申し上げます。  デジタル庁が設置されたことに伴い、市の業務、所管が変わるのかという質疑に対し、市として所管部署は変わらないとの答弁がありました。  次に、デジタル庁によると、個人番号カード交付率を令和4年度には100%にとの目標を掲げているが、印西市の現況並びに目標への取組として、どのようなことを行っているかとの質疑に対し、令和3年8月31日現在、交付率40.87%である。市民課としては、交付体制の強化ということで、個人番号交付事務費補助金を活用し、令和2年度会計年度職員を増員した。令和4年度の交付率100%の目標に関しては、申請増加につながるような予算を検討しているとの答弁がありました。  次に、印西市手数料条例ですが、個人番号カードの再交付について削除となっているが、再交付手数料800円が無料になるのかという質疑に対し、番号法の改正により、個人番号カードの発行及び発行に関する手数料に係る事務が地方公共団体情報システム機構の事務に変更となる。そのことに伴い、市町村が行う個人番号カードの再交付に係る手数料条例の規定を削除するものであるが、令和3年9月1日以降、市町村長は地方公共団体情報システム機構の委託を受けて発行手数料を徴収することになるので、従来どおり窓口でお支払いいただくことになる。  次に、個人番号カードの保険証としての利用が全国的に進められていると思うが、印西市において医療機関での取組状況はどのようになっているかとの質疑に対し、市役所では個人番号カードを保険証として使用するための手続の補助を行っているが、各病院、機関等の状況については把握していないとの答弁がありました。  次に、討論については、賛成、反対ともにありませんでした。  以上をもちまして、総務企画常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  なお、委員長報告に対する質疑の範囲は、委員会の審査経過及び結果に対する質疑に限られ、議案審議に戻るような質疑はできませんので、ご了承願います。  また、所属委員の質疑は妥当を欠きますので、ご遠慮願います。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから議案第1号について討論を行います。  なお、発言時間について申し上げます。議会運営に関する申合せ及び議事の都合により、本日の討論についての各議員の発言は、会議規則第57条第1項の規定によって、それぞれ10分以内とします。  それでは、これより討論に入りますが、本案については通告がございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第1号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第1号に対する総務企画常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第1号は、総務企画常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第1号は委員長の報告のとおり可決されました。                        〇 △議案第2号、議案第5号(一括議題) ○議長(中澤俊介) 日程第4、議案第2号 印西市歯と口腔の健康づくり推進条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第5、議案第5号 工事請負契約の締結についての2議案を一括議題とします。  初めに、文教福祉常任委員会委員長の報告を求めます。  稲葉健委員長。    〔文教福祉常任委員会委員長、登壇〕 ◎文教福祉常任委員会委員長(稲葉健) ただいま議題となっております議案第2号及び議案第5号の2議案について、文教福祉常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。文教福祉常任委員会委員長、稲葉健。  議案の審査については、9月21日に委員会を開催し、執行部から議案の説明を求め、慎重に審査を実施いたしました。  初めに、議案第2号 印西市歯と口腔の健康づくり推進条例の一部を改正する条例の制定について、審査の結果、議案第2号は賛成全員で可決と決定しました。  それでは、執行部に対する主な質疑を要約して申し上げます。  初めに、フッ化物応用等の歯科の推進に関することに対する議論はなかったのかという質疑に対し、印旛郡市の歯科医師会、印西地区の先生方からは、特に疑問点などは出ていないとの答弁がありました。  その答弁に対し、フッ化物塗布に関する保護者からのご意見等はとの質疑に対し、要望につきましては現在のところ受けていないとの答弁がありました。  次に、条例が改正されると、具体的にどのように変わるのかという質疑に対し、具体的に何がというところまでは言及できないが、保健事業の中で先生と協力しながら今後進め、検討していきたいと考えているとの答弁がありました。  次に、これまでに歯科医師から子供の虐待に関する通報や相談はあるかどうかという質疑に対し、現時点ではそのような報告は受けていないとの答弁がありました。  答弁に対し、虐待を通報する具体的な基準はあるかとの質疑に対し、詳しいマニュアル等はないが、実際に顔面や口腔の外傷等の身体的な虐待であり、ネグレクトのような口腔清掃状態が悪く、多発性の虫歯を認め、未処置歯が多いというような報告があれば、報告することになっているとの答弁がありました。  次に、他県や他市での実際の財政上の措置や具体的な例はとの質疑に対し、実際に財政上の件に関して市町村の比較は行っていない。県内でこのような改正を行うのは、印西市のみとの答弁がありました。  討論については、賛成、反対ともにありませんでした。  続きまして、議案第5号 工事請負契約の締結について、審査の結果、議案第5号は賛成者全員で可決と決定いたしました。  それでは、執行部に対する主な質疑を要約して申し上げます。  初めに、入札に関して、今回も総合評価方式ではなく制限付一般競争入札となった理由はという質疑に対し、総合評価方式による入札の場合、入札に約4か月程度を要することから、工事期間を17か月と想定し、令和5年4月の供用開始に間に合わないという可能性があり、総合評価方式による入札は実施しなかったという答弁がありました。  次に、落札者の実績はという質疑に対し、東京都品川区の小中一貫校の新築工事、東京都中野区の南台小学校校舎新築工事、富里市の富里小学校第1校舎改修工事、また浦安市の富岡小学校校舎増築改修工事等の実績があるとの答弁がありました。  その答弁に対し、この実績先とかでトラブル等は起こっていないのかとの質疑に対し、ヒアリングの中で確認し、なかったとの報告を受けているとの答弁がありました。  次に、ほとんどが低入札にかかる中で、市はどのように考えているかとの質疑に対し、入札の結果でこういうことになったと捉えているとの答弁がありました。  次に、情報基盤整備は含まれているか、エアコンは全ての教室に設置されているかという質疑に対し、IT関連については、GIGAスクールに対応できるよう工事を行う。また、エアコンは全ての教室に設置する予定という答弁がありました。  次に、工事の安全性についての質疑に対し、工事施工箇所及び現場事務所資材置場等を仮囲いなどで明確に仕切りを行い、工事車両出入口交通誘導員を配置し、安全対策を実施する計画であるとの答弁がありました。  その答弁に対し、工事フェンスの高さは、また換気について伺うという質疑に対し、3メートルの鉄製の仮囲いを予定している。換気については、今後業者と協議をしながら、問題のないように対応していくとの答弁がありました。  次に、小学校と中学校が共同で使用していた特別教室の解消を目的にしているのかという質疑に対し、今回の工事において解消できるようになると考えているという答弁がありました。  最後に、トイレは全て洋式か、また手洗い場は非接触型かという質疑に対し、全て洋式のトイレを設置する予定、手洗い場については、プッシュ式の蛇口と聞いているという答弁がありました。  討論については、賛成、反対ともにありませんでした。  以上をもちまして、文教福祉常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑は、2議案一括して行います。  質疑に当たっては、議案番号をお示しください。  質疑はありませんか。  20番、山田喜代子議員
    ◆20番(山田喜代子) 委員会での議論について、3点ほどお伺いします。  議案第2号の審議資料の2の1です。この中で、2条には市民が日常生活において云々とあります。これを基本理念として行わなければならないとありますけれども、これ実際に歯科治療には非常に負担が大きいのです、1回で終わりませんから。市として市民の負担軽減をすべきではないかと、そういうような質問というか、質疑がなかったのかどうか、これが1点。  2点目が、4条の歯科医師等の責務とあります。ここに歯科医師とか歯科衛生士歯科技工士、この人たちは努めなければいけないとありますけれども、歯科技工士って非常に賃金が安いということが今問題視されていますけれども、この歯科技工士の報酬について議論があったのかどうか、これが2点目。  3点目は、2の2の第9条の(7)です。この中で、障がいを有する者とあります。障がいの子供たちですね。ただでさえ子供って歯医者さんに行くのを怖がります。ましてや障がい児は特に大変なので、江戸川区では障がい児専門の人員が配置されているのです。この中で、印西市に障がい児専門の歯科医師というか、歯科医はあるのかどうかという議論はあったでしょうか。  この3点について伺います。 ○議長(中澤俊介) 稲葉健委員長。 ◎文教福祉常任委員会委員長(稲葉健) 今の山田委員の3項目の質問に対して、いずれの質問に関しても質疑はありませんでした。 ○議長(中澤俊介) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから議案第2号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第2号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第2号に対する文教福祉常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第2号は、文教福祉常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第2号は委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第5号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第5号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第5号に対する文教福祉常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第5号は、文教福祉常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第5号は委員長の報告のとおり可決されました。                        〇 △議案第6号、議案第7号(一括議題) ○議長(中澤俊介) 日程第6、議案第6号 印西市道路線の変更について及び日程第7、議案第7号 印西市道路線の認定についての2議案を一括議題とします。  初めに、建設経済常任委員会委員長の報告を求めます。  小川利彦委員長。    〔建設経済常任委員会委員長、登壇〕 ◎建設経済常任委員会委員長(小川利彦) ただいま議題となっております議案第6号及び議案第7号につきまして、建設経済常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。建設経済常任委員会委員長、小川利彦。  議案審査は、9月22日に委員8名出席の下、委員会を開催し、執行部に説明を求め、慎重に審査を実施いたしました。  審査の結果、2議案とも賛成者全員で可決と決定いたしました。  それでは、執行部に対する質疑を要約して申し上げます。  初めに、議案第6号では、市道00―107号線は、道路も完成しておらず、新規道路用地には木杭があるだけだが、路線の認定を行うものなのかという質疑に対して、認定により、国の補助を受けるために必要な要件が得られ、用地買収の際に租税特別措置法の適用を受けることができるメリットがあり、先に認定をお願いしているという答弁がありました。  また、新路線と現在の路線の間の土地、農地は部分的に残される形となり、農作業がやりにくくなると思うが、どうなのかという質疑に対して、今後用地を取得していく中で地権者と協議していくことになると考えているという答弁がありました。  また、筆数及び所有者は何名か、そして完成の見込みはいつかという質疑に対して、取得予定用地は87筆、約1万4,000平方メートルで、地権者数は49名を予定している。工事完了は令和6年度を予定しているが、今後の用地取得状況により変更が考えられるという答弁がありました。  次に、議案第7号では、牧の原地区は造成中で、区画はできていて、まだ建物が建っていない状況、さらに滝野地区はもう居住されている状況である。この市道認定のタイミングの違いは何かという質疑に対して、維持管理に必要な道路台帳の提出とともに認定の手続となるという答弁がありました。  また、滝野地区の道路は既に使用されていて、移管されるに当たり、傷み具合などの状況を調査していると思うが、瑕疵がないことは確認されたのかという質疑に対して、2年間の瑕疵担保期間があり、仮に修繕が発生した場合でも、開発事業者に対応させるという形になっているという答弁がありました。  また、道路の路線番号が印西地区、印旛地区、本埜地区でばらばらだったのは統一されているのか、それとも合併前のものを踏襲しているのかという質疑に対して、管理上、業務上に支障はないが、将来的には印西地区方式を採用し、統一を図るように検討しているという答弁がありました。  討論につきましては、議案第6号、議案第7号、ともにありませんでした。  以上をもちまして、建設経済常任委員会の審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑は、2議案一括して行います。  質疑に当たっては、議案番号をお示しください。  質疑はありませんか。  16番、松尾榮子議員。 ◆16番(松尾榮子) お伺いしたいと思います。  議案第6号、議案第7号の両方についてちょっとお伺いしたいと思います。今回の議案は、6号については道路線の変更、また7号につきましては19路線についての市道認定の議案であります。この委員会の審査の中で、執行部から各道路についての幅員、延長についての説明はあったのか、また添付されている議案資料以外に幅員、延長を明記したような資料はあったのかどうか、伺います。 ○議長(中澤俊介) 小川利彦委員長。 ◎建設経済常任委員会委員長(小川利彦) ただいまの松尾議員の質問にお答えさせていただきます。  道路の認定の質疑で、幅員等、延長等の質疑はありませんでした。そしてまた、資料についてもございませんでした。  以上です。 ○議長(中澤俊介) 16番、松尾榮子議員。 ◆16番(松尾榮子) 説明と資料はなかったということなのですが、印西市道として認定を行いまして、これから管理を行っていくわけですよね。それで、個々の道路の幅員とか延長につきましては、委員会以外でも個々の委員の方が個別に聞きに行くことももちろんできますから、必須というわけではないかもしれませんが、せっかく委員会で審査が行われているわけですから、基本的情報としてやはり必要なのではないかなというふうに思うのですが、委員からこの件につきまして説明がないことについて質疑があったかどうか伺います。 ○議長(中澤俊介) 小川利彦委員長。 ◎建設経済常任委員会委員長(小川利彦) 松尾議員の質問にお答えします。  ただいまの質問のことにつきましては、委員会で質疑はございませんでした。私、委員長として担当課のほうに確認いたしましたところ、道路線の名称を決めることであって、今回道路の路線名を確定することであって、幅員と延長については必要ないということを伺っております。  以上です。 ○議長(中澤俊介) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから議案第6号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第6号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第6号に対する建設経済常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第6号は、建設経済常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第6号は委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第7号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第7号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第7号に対する建設経済常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第7号は、建設経済常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第7号は委員長の報告のとおり可決されました。                        〇 △議案第3号、議案第4号(一括議題) ○議長(中澤俊介) 日程第8、議案第3号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第6号)及び日程第9、議案第4号 令和3年度印西市介護保険特別会計補正予算(第2号)の2議案を一括議題とします。  初めに、予算審査常任委員会委員長の報告を求めます。  櫻井正夫委員長。    〔予算審査常任委員会委員長、登壇〕 ◎予算審査常任委員会委員長(櫻井正夫) ただいま議題となっております議案第3号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第6号)、議案第4号 令和3年度印西市介護保険特別会計補正予算(第2号)について、予算審査常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。予算審査常任委員会委員長、櫻井正夫。  本委員会は、9月16日に委員全員出席の下、開催しました。  審査の結果は、お手元の審査報告書のとおり、2議案とも賛成全員で原案のとおり可決と決定しました。  それでは、審査における主な質疑を要約して申し上げます。  最初に、議案第3号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。  初めに、路線バス運行対策事業について内容を伺うという質疑に対し、路線バス運行対策費補助金73万7,880円は、宗像路線車両代替による賃借料、リース料の増加分である。宗像路線は、リース車両で運行しているが、故障が多く、9月で再リース期間が終了することから、安定的な運行を確保するために、車両の代替を行い、リース金額の削減を支払うものである。その他交付金416万円は、路線バス事業者及びタクシー事業者に対して新型コロナウイルス感染症対策交通事業者支援金として支援を行うものである。バスは5事業者16路線、タクシーは4事業者64台分であるとの答弁がありました。  次に、職員人件費について、現員現給に改めるということだが、当初予算の時点で想定していた職員数と人数が大きく変わって減額あるいは増額になった部分について伺うという質疑に対し、職員数が増えたこところは、社会福祉課2名、国保年金課1名、保育課2名、子育て支援課1名、木刈保育園1名、内野保育園1名、高花保育園2名、子ども発達センター2名、健康増進課6名、土木管理課1名、都市計画課3名、指導課1名、生涯学習課2名、減ったところは、管財課1名、企画政策課2名、シティプロモーション課1名、資産経営課1名、小林出張所1名、平賀出張所1名、納税課1名、国保年金課2名、高齢者福祉課2名、西の原保育園1名、社会福祉課1名、小学校の用務員1名、スポーツ振興課1名である。職員数は、差引きでフルタイム職員が9名の減、短時間勤務職員が2名の増となっているとの答弁がありました。  次に、保健福祉センター施設管理に要する経費の委託料の増額について説明を求めるという質疑に対し、令和4年度に高花保健福祉センターの大規模改修工事を予定しており、1年間休止する。その間、今現在高花にある文書、備品等を旧宗像小学校に搬出するための運搬経費を計上したとの答弁がありました。  次に、児童福祉施設費の子ども発達センターに要する経費281万3,000円は何かという質疑に対し、令和4年度に大規模改修工事が行われる保健福祉センターは、高花老人福祉センターと子ども発達センター等が入っている複合施設である。子ども発達センターのほうは、本埜支所と本埜保健センターで令和4年度事業を実施する予定であり、そちらのほうへ文書、備品等を搬出する経費であるとの答弁がありました。  次に、新型コロナウイルス対策事業8,311万6,000円の補正について内訳を伺うという質疑に対し、委託料について、ワクチン接種をしていただいた個別医療機関に対して休日の加算と時間外の方の合計、また国民健康保険団体連合会の事務手数料の増額分であるとの答弁がありました。  次に、休日夜間接種を行う予定はあるかという質疑に対し、休日夜間に関しては、市で行う集団接種も日曜の回数等を今後も検討していくところであり、また医療機関で休日夜間やっておられるところは今後もお願いしていくことを考えているとの答弁がありました。  討論については、大規模な宅地開発による人口急増に伴い、校舎の増築対策など仕事量に合わせて職員体制について改善検討していただきたいことを申し上げ、議案第3号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第6号)について賛成するとの賛成討論がありました。反対討論はありませんでした。  続いて、議案第4号 令和3年度印西市介護保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。  初めに、保険料は制度が始まって以来、初めて下がったということであるが、特別徴収保険料現年分の3,629万3,000円の減額について詳細を伺うという質疑に対して、令和3年度は第8期印西市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の初年度に当たり、介護保険料が見直されることになるため、当初予算段階ではまだ介護保険料が確定されていないことから、令和2年度の保険料額で積算をしていたが、令和3年度に保険料額を改定して引き下げたことから、これに伴い減額補正するものであるとの答弁がありました。  次に、介護給付費繰越金について。令和2年度の実績に伴うということだが、詳細を伺うという質疑に対して、介護給付費繰越金の1億2,981万5,000円については、令和2年度介護給付費事業費補助金及び保険料軽減の実績に基づき、返還に充てる財源として繰り越すものであるという答弁がありました。  討論については、賛成、反対ともありませんでした。  以上をもちまして、予算審査常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(中澤俊介) ここで傍聴の方に申し上げます。  傍聴席に座って、お静かに傍聴くださるようお願い申し上げます。 ◎予算審査常任委員会委員長(櫻井正夫) 発言の訂正をお願いします。  議案第3号なのですが、職員数の増えたところの答弁で、高花保育園が1名なのですけれども、これを2名と言ったそうです。間違えました。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑は、2議案一括して行います。  質疑に当たっては、議案番号をお示しください。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから議案第3号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第3号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第3号に対する予算審査常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第3号は、予算審査常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第3号は委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第4号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから議案第4号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第4号に対する予算審査常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第4号は、予算審査常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第4号は委員長の報告のとおり可決されました。  ここで休憩したいと思います。11時15分まで休憩します。    休憩  午前10時51分    再開  午前11時15分 ○議長(中澤俊介) 再開します。  休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで執行部の入替えがありましたので、ご了承ください。                        〇 △認定第1号~認定第6号(一括議題) ○議長(中澤俊介) 日程第10、認定第1号 令和2年度印西市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第15、認定第6号 令和2年度印西市下水道事業会計決算認定についてまでの6議案を一括議題とします。  初めに、決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。  伊藤真一委員長。    〔決算審査特別委員会委員長、登壇〕 ◎決算審査特別委員会委員長(伊藤真一) ただいま議題となっております認定第1号 令和2年度印西市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第6号 令和2年度印西市下水道事業会計決算認定についてまでの6議案について、決算審査特別委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。決算審査特別委員会委員長、伊藤真一。  決算審査特別委員会は、9月9日より15日までの5日間にわたり、決算書及び附属書類に基づき、活発かつ慎重に審査を行いました。  審査の結果は、お手元の審査報告書のとおり、6議案全て賛成全員で認定すべきものと決定しました。  それでは、審査における主な質疑を要約して申し上げます。  まず、認定第1号の総務費においては、法人事業税交付金で予算に対し収入済額が549万円少ないが、理由は何かという質疑に対し、交付確定通知が令和3年3月22日に通知されており、最終の予算補正に間に合わなかったためであるとの答弁がありました。  次に、(仮称)千葉ニュータウン中央駅複合施設の整備費用でPFI活用の場合と市単独の場合の事業費用等の比較検討した経緯は入っているのか、比較検討された場合、どのような結論だったのかという質疑に対し、検討している。事業手法は、最も有利と思われるほうに決定したとの答弁がありました。  次に、印旛医科器械歴史資料館の管理運営業務委託について、決算年度中にどのような検討がされたのかという質疑に対し、来館者の増加策として、土日開館を検討したとの答弁がありました。  次に、ふれあいバスの布佐ルートは利用者が増加したということだが、どの地点から利用が多いのかという質疑に対し、布佐地区から北総線へ出るルートとして非常に便利に使っていただいていると考えているとの答弁がありました。  次に、令和2年4月、5月頃に公共施設の各窓口にビニールシートとパーティションが作られたが、経緯と経費を伺うという質疑に対し、コロナ対策として、職員間で相談し、業者委託せずにできる方法を検討した。農業用のポリエチレンシートを購入し、自分たちで張って作成したとの答弁がありました。  次に、決算年度中に中途退職をした職員の退職理由は何だったのかという質疑に対し、中途退職は4人で、退職理由は自己都合であるとの答弁がありました。  次に、決算年度中の広報紙の発行部数と新聞折り込み部数、郵送戸別送付はそれぞれ何部だったのかという質疑に対し、総発行部数は2万7,200部で、新聞折り込みが2万1,958件、戸別送付は1,090件、ゆうメールでの送付は861件だった。合わせて2万3,909件だったとの答弁がありました。  次に、町内会等活動費補助金が決算年度中は161団体で、前年比で11団体減少した。減少した理由は何かという質疑に対し、コロナ禍により町内会活動が低調になり、活動費の補助金申請をされない団体があったとの答弁がありました。  次に、軽自動車税の未済額が税額から考えてかなりの台数になっていると思われるが、状況を伺うという質疑に対し、現年分で約709件が収入未済になっているとの答弁がありました。  次に、固定資産税の土地、建物、償却売却のそれぞれの割合を伺うという質疑に対し、土地は22.4%、家屋は43.9%、償却資産は33.7%となっているとの答弁がありました。  次に、決算年度中の旅券事務の実績を伺いたいという質疑に対し、令和元年度は申請が4,216件、交付が4,279件だったが、令和2年度は申請が641件、交付が772件だったとの答弁がありました。  次に、交通安全施設工事で、市民から寄せられた要望に関しては全て終わっているのかという質疑に対し、市全域で区画線が7,493メートル、道路反射鏡が22基、ガードレールが23メートル、視線誘導標が26基、車線分離標が17本実施した。要望件数は42件あり、41件は終了した。未処理は、令和3年度に実施するとの答弁がありました。  続きまして、民生費においては、コロナで生活保護が増加していると思うが、令和元年度と比較した実績を伺うという質疑に対し、生活保護の生活扶助費は664万円の増、住宅扶助費は409万円の増、医療扶助費は6,484万2,000円の増となっているとの答弁がありました。  次に、障害者自立支援、地域生活支援の各種支援事業は、令和元年度よりも不用額が多くなっている。コロナ禍の影響でサービスの利用が減少したと思われるが、どのようなフォローが行われたのかという質疑に対し、通所系のサービスの利用者には電話等で状況確認などを行っているとの答弁がありました。  次に、高齢者ふれあいバス無料乗車カードの強化を伺うという質疑に対し、令和2年7月から事業を開始し、決算年度中に3,590枚が発行された。延べ利用者数は4万6,630名で、一月当たり約5,100名に利用していただいた。コロナ収束後の利用状況を注視し、進めていきたいとの答弁がありました。  次に、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業で、国庫補助金と比べると、世帯数が1,324世帯、対象者が3,023人、市単独分のほうが多い実績になっている。理由は何かという質疑に対し、市単独分の児童手当受給者には高校生相当が含まれるためであるとの答弁がありました。  次に、保育士処遇改善事業の補助金は、もう少し活用されるよう検討が必要と考えるが、決算年度中にどのような検討が行われたかという質疑に対し、保育士不足を補う重要な施策と考えており、申請基準に満たない場合でも対応できる新たな制度等の検討を続けているとの答弁がありました。  続いて、衛生費においては、がん検診の集団検診は抽せんで行ったものがあったということだが、抽せんに外れた方が個別検診を受けたか把握はしているかという質疑に対し、抽せんを実施したのは子宮がん検診のみだが、抽せんに外れた方が個別検診をしたかどうかは把握していないとの答弁がありました。  次に、生ごみ処理容器と生ごみ処理機の補助金について、令和元年度と比較して実績を伺うという質疑に対し、令和2年度の実績は、生ごみ処理容器が16世帯20基で、前年比3世帯5基の減、生ごみ処理機が67世帯67基で、前年比34世帯34基の増であったとの答弁がありました。  次に、合併処理浄化槽の簡易水質検査はコロナ禍により訪問調査を中止し、管理に関するアンケート調査を行ったということだが、アンケートの結果はどうだったのかという質疑に対し、5年前の平成27年度に合併処理浄化槽を設置した対象者75名にアンケートを実施し、69名から回答を得られた。そのうち67名は、清掃等の設置者の義務を適正に行っているという結果だったとの答弁がありました。  続きまして、農林水産業費では、農業次世代人材投資資金交付事業の実績を伺うという質疑に対し、農業次世代人材投資資金は3経営体に487万2,478円を交付した。決算年度中の実績も含め、これまで10名、うち夫婦型2組に交付されているが、現在のところ全員が営農を継続しているとの答弁がありました。  次に、小規模土地改良事業補助金で、印旛沼土地改良区、千葉県手賀沼土地改良区、木下土地改良区にそれぞれどのくらい補助金を交付したかという質疑に対し、3土地改良区への補助金は令和2年度から始まり、印旛沼土地改良区には揚水機場の改修工事中16か所で117万1,000円を交付し、手賀沼土地改良区には排水路掘削等工事19か所で、補助金額が65万円、木下土地改良区には用排水路改修工事1か所39万円を交付したとの答弁がありました。  続きまして、商工費では、消費者行政の経費で研修負担金があるが、どのような研修で、職員は同行したのかという質疑に対し、消費生活センターの相談員の研修負担金で、都内に1名派遣した。職員は、同行していないとの答弁がありました。  次に、企業立地奨励金は既に廃止されているが、決算年度は経過措置で交付されている。完全に終了するのはいつかという質疑に対し、令和7年度で終了するとの答弁がありました。  続きまして、土木費では、空き家リフォーム工事補助金の実績がなく、不用額となっているが、申請が全くなかった理由は何かという質疑に対し、令和2年度から空き家バンクを介して取得した物件に限定した工事補助金を交付することにしたが、空き家バンクの登録は1件のみで、決算年度中には売買契約に至らなかったためであるとの答弁がありました。  次に、印旛中央地区への補助金の実績、内容について伺うという質疑に対し、発起人会が7回開催され、発起人会から道路、下水道、調整池等の公共施設の概略基本計画が業務委託されている。また、将来の宅地の不動産鑑定及び想定減歩率等の検討をしているとの答弁がありました。  次に、道路パトロールの実施は週5日で、年243日の実績とのことだが、パトロールによって発見された不具合はどれくらいあり、修繕はされたのか伺うという質疑に対し、決算年度中には約700か所の穴埋めを実施している。常温合材は753袋使用しているとの答弁がありました。  次に、市道松崎・吉田線整備事業で公有財産購入の決算額が少ないが、予定どおりに用地の取得ができなかったのかという質疑に対し、令和2年度は1筆、約353平方メートルの用地を取得できた。買収率は約92%となったが、残りの約1,749平方メートルには難しい状況になっているものがあるとの答弁がありました。  次に、地籍調査事業については、決算年度中は計画どおり進んだのかという質疑に対し、計画どおり進んだとの答弁がありました。  続きまして、消防費では、災害井戸の設置の状況を伺うという質疑に対し、令和2年度は小林中学校に設置した。各中学校に1つごと、年度1件ずつ設置しており、あと4か所計画しているとの答弁がありました。  次に、地域防災計画の改訂は令和2年度から4年度までの債務負担行為で設定されているが、決算年度中はどの程度進捗したのかという質疑に対し、防災アセスメント調査、地域防災計画の改訂、地域別防災マップ及びハザードマップの作成に着手しているとの答弁がありました。  続きまして、教育費では、学校休校中の自宅学習のための経費は総額幾らかかったのかという質疑に対し、休校中に学習に遅れが生じることのないように各家庭に課題を送付した。小学校では776万円、中学校は315万3,000円、合わせて1,091万3,000円を増額補正して、これらの費用に充てたとの答弁がありました。  次に、小学校のスクールバスの経費が前年から増えているが、なぜかという質疑に対し、4月、5月は休校だったが、その分夏休みが縮小されている。また、分散登校で増便したため増額となったとの答弁がありました。  次に、学校施設の長寿命化について、耐用年数を引き延ばす長寿命化なのかという質疑に対し、長寿命化計画の基本的な考えは、建築後20年ごとに改修して機能の回復向上を行い、建物を良好な状態に保ち、おおむね70年から80年間使用するという考えを持って計画を策定しているとの答弁がありました。  次に、学校規模によって学力検査の結果に違いが見られるが、そういった検証はされているのかという質疑に対し、学力テストの結果は教育センターで分析をしているが、おおむね県平均よりほぼ全ての領域で上回っているという結果だが、学校規模で結果がどう異なっているかという分析は行っていないとの答弁がありました。  次に、給食が中止になったことで食材の調達にどのような影響があったのか、無駄になったものはなかったのかという質疑に対し、学校が一斉に休校となったことに伴い、給食も停止した。納入業者へは購入の停止等の処置を取ったが、納品済みの食材のうち約220キロを廃棄したとの答弁がありました。  次に、体育振興費の中で決算年度中はどのようなイベント、行事が中止になったかという質疑に対し、スポーツフェスタ、郡市民大会等が中止になったとの答弁がありました。  次に、認定第2号の主な質疑を要約して申し上げます。まず、令和2年度の加入者、軽減の対象者数を伺うという質疑に対し、令和3年3月末時点で1万2,044世帯、1万9,416人で、軽減の適用者数は、医療分の7割軽減が3,139世帯、4,097人、5割軽減が1,609世帯、2,900人、2割軽減が1,680世帯、3,115人だった。後期高齢者支援分では、7割軽減が3,139世帯、4,079人、5割軽減が1,609世帯、2,900人、2割軽減が1,680世帯、3,115人、介護分では、7割軽減が1,113世帯、1,209人、5割軽減が609世帯、757人、2割軽減が520世帯、639人だったとの回答がありました。  次に、人間ドック、脳ドック補助金の実績を伺うという質疑に対し、人間ドックは759件で、前年比149件の減、脳ドックは175件で、前年比25件の減だった。コロナウイルス感染症の影響で、4月、5月に検査を中止した病院があったためと考えているとの答弁がありました。  続きまして、認定第3号の主な質疑を要約して申し上げます。まず、配食サービスの利用は何名だったのか伺うという質疑に対し、利用者は56人、延べ人数に表すと759人、食数で1万5,088食だったとの答弁がありました。  次に、第1号保険料の普通徴収の収納率はどうだったのかという質疑に対し、収納率は93.25%だったとの答弁がありました。  続きまして、認定第4号の主な質疑を要約して申し上げます。特別徴収保険料が調定額よりも収入済額のほうが多くなっているのはなぜかという質疑に対し、年度末に申告が修正されたり、死亡された方があると、相続人が確定できなかったり手続に手間取ったりして、年度内に返金できないケースが出てくる。そのような場合は、過誤納還付未済金という形で収入済額に残ることになると答弁がありました。  次に、人間ドックと脳ドック助成金の前年比での実績を伺うという質疑に対し、人間ドックが123件、前年比25件の減、脳ドックが51件で、前年と増減はなかったとの答弁がありました。  続きまして、認定第5号の主な質疑を要約して申し上げます。まず、給水件数や給水人口は増加したが、給水量、配水量が減っているのはなぜかという質疑に対し、新たに木下地区、大森地区、小林浅間地区で給水件数が増加したが、漏水量が減り、無効水量が減ったことに伴い、全体の給水量、配水量が減になっているとの答弁がありました。  次に、給水件数が116件増えたのは新築なのか、それともこれまで井戸を使用していた方が加入されたのかという質疑に対し、小林浅間地区の開発で30戸の新築での加入と、木下の親交、町並水道組合が解散することになり、市営水道への切替えによる増が72件あったとの答弁がありました。  最後に、認定第6号の主な質疑を要約して申し上げます。まず、損益計算書の営業外収益の中の長期前受金戻入の金額はどういう算定によるものなのかという質疑に対し、長期前受金戻入は資産取得時の財源である補助金等を減価償却に応じて収益化したものであるとの答弁がありました。  次に、岩戸地区の工事が進められているが、決算年度中、何世帯、何人が接続されたのかという質疑に対し、4世帯の増であるとの答弁がありました。  討論については、認定第1号から認定第6号のいずれについても、賛成、反対ともありませんでした。  以上で決算審査特別委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。  発言訂正をいたします。認定第1号中、償却資産と申すべきところ償却売却と発言してしまいました。また、認定2号中、後期高齢者の支援分の7割軽減の対象について、4,097人と申すべきところ4,079人と発言してしまいました。訂正をお願いします。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑は、6議案一括して行います。質疑に当たっては、議案番号をお示しください。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから認定第1号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。  まず、原案に反対者の発言を許します。  20番、山田喜代子議員。    〔20番、登壇〕 ◆20番(山田喜代子) 認定第1号、2020年、令和2年度印西市一般会計歳入歳出決算の認定について反対の立場で討論いたします。日本共産党、山田喜代子です。  決算審査特別委員会は、9月9日から15日まで、5日間審議しました。決算規模は、歳入総額約584億2,370万円、歳出総額は約547億2,450万円です。前年度決算との比較では、歳入60%、歳出59.6%の増となっています。歳入から歳出を差し引いた形式収支は約36億9,920万円となり、形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を控除した実質収支は約29億9,800万円で、これは黒字決算となっています。前年度との比較では63%の増となっています。積立金の残高は159億1,500万円で、前年度に比べて2.8%減、このうち財政調整基金は約92億7,760万円にも達しています。これが自由に使えるお金で、印西市の豊かな財政力を示しています。豊かな財政力は、市民の暮らしに使われているでしょうか。  市民の暮らしを守るべき職員の配置の実態を見てみます。印西市の職員の状況は、正規の職員は678人、一方非正規職員は1,371人となっています。特に非正規職員が多い部門は3部門もあります。福祉部、これは計89人の職員で、そのうち正規の職員が59人、非正規職員は30人、そして健康こども部、これは合計435人ですが、正規職員は126人、その一方非正規の職員は309人で、全体の7割を占めています。教育部の合計が363人、正規職員は120人、その一方で非正規は243人、これも約7割を占めています。いかに非正規が多いのかが分かると思います。  私は、この討論を毎年毎年、本当に繰り返し発言しています。非正規職員の労働条件改善を訴えていますが、全く改善されないまま今日に至っています。非正規職員は、時給も低く、任期付職員は毎年の契約という不安定な労働環境に置かれています。今ニュータウンには企業が急激に進出しており、市の低額な時給よりも少しでも高い時給の企業に転職する非正規職員が生まれています。他の自治体への転職も全く同様です。そのために、市の業務に支障が出ています。  非正規職員の分野は、一般職もありますけれども、保育、教育部門が特に多く、それもほぼ女性が担っていることは皆さんご存じのとおりです。全くジェンダー平等に照らしてどうなのでしょうか。保育部門では、保育士70人、児童厚生員22人、学童保育指導員91人、そして保健師や助産師が含まれています。教育部門では、介助員が44人、学習指導員49人、学校図書館司書48人、そして用務員となっています。  そして、予算に計上したものの、使われずに残ったのが不用額です。2020年、今年度は、その額は約35億9,096万円となっています。昨年度決算と比べても48.6%増え、約11億8,000万円増となっています。このことについては、それがどのぐらい不用額になったかというのをやりますと、これは軍司議員の総括質疑の中で当局が答えました。新型コロナウイルス感染症による影響額、それについての不用額が約4億8,000万円、民生費では15億7,000万円、教育費では約3億9,000万円、このような数字が出ています。必要であるにもかかわらず、また人員配置ができないのは、対象となる子供たちの育ちに影響が出ることになります。市民、特に子供たちに不利益のないよう、予算を本来の趣旨に沿って執行する抜本的な対策を求めるものです。  市は、新型コロナウイルス感染症対策として各種事業を展開したことは、これは評価するものです。しかし、いまだ経済状態は不安定なままです。困窮している世帯への給付金や地元中小企業への支援、農業者への所得補償や米の買取り支援にも着手すべきではないでしょうか。  この不用額についてですが、財務省は、国の2020年度一般会計のうち30兆7,804億円が使われず、21年度に繰り越したと発表しました。コロナ対策として補正を組んだ175兆円のうち2割ものお金を使い残したのです。市は、ぜひ国に対してコロナ対策費を今こそ要求すべきと考えます。  市は、豊かな財政力を生かして市民の暮らしを守る、そして正規、非正規職員を問わず労働環境を改善し、公平な職員人事を行っていただきたい。そして、地域格差の解消に努め、まちづくりは市民と議会とともに力を合わせて行うことが大切だと考えます。市民福祉の向上を第一に尽力されることを強く求めるものです。  決算委員会で出た問題点や課題点を把握し、そしてそれを改善し、次年度の予算に反映されることを求めて、私の討論といたします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) これで討論を終わります。  これから認定第1号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  認定第1号に対する決算審査特別委員会委員長の報告は認定とするものです。  認定第1号は、決算審査特別委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成多数です。  したがって、認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  次に、認定第2号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから認定第2号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  認定第2号に対する決算審査特別委員会委員長の報告は認定とするものです。  認定第2号は、決算審査特別委員会委員長の報告のとおり認定とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成多数です。  したがって、認定第2号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  次に、認定第3号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから認定第3号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  認定第3号に対する決算審査特別委員会委員長の報告は認定とするものです。  認定第3号は、決算審査特別委員会委員長の報告のとおり認定とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成多数です。  したがって、認定第3号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  次に、認定第4号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから認定第4号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  認定第4号に対する決算審査特別委員会委員長の報告は認定とするものです。  認定第4号は、決算審査特別委員会委員長の報告のとおり認定とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成多数です。  したがって、認定第4号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  次に、認定第5号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから認定第5号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  認定第5号に対する決算審査特別委員会委員長の報告は認定とするものです。  認定第5号は、決算審査特別委員会委員長の報告のとおり認定とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、認定第5号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  次に、認定第6号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 討論なしと認めます。  これから認定第6号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  認定第6号に対する決算審査特別委員会委員長の報告は認定とするものです。  認定第6号は、決算審査特別委員会委員長の報告のとおり認定とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、認定第6号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  ここで休憩したいと思います。午後1時10分まで休憩します。    休憩  午後零時7分    再開  午後1時10分 ○議長(中澤俊介) 再開します。  休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで執行部の入替えがありましたので、ご了承ください。                        〇 △請願第3―2号 ○議長(中澤俊介) 日程第16、請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書についてを議題とします。  初めに、文教福祉常任委員会委員長の報告を求めます。  稲葉健委員長。    〔文教福祉常任委員会委員長、登壇〕 ◎文教福祉常任委員会委員長(稲葉健) ただいま議題となっております請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書の審査における審査の経過と結果を報告いたします。文教福祉常任委員会委員長、稲葉健。  請願審査は、9月21日に委員会を開催し、審査の過程において紹介議員及び執行部から説明を受け、質疑を行い、慎重に審査を実施いたしました。  審査の結果、請願第3―2号は賛成者多数にて採択とすべきものと決定いたしました。  まず最初に、紹介議員に対する質疑を要約して申し上げます。  質疑の主な内容として、署名活動について、アンケートについて、スクールバスについて、小規模特認校制度について、学区についてというものでした。  初めに、署名活動についての質疑では、居住地を問わない理由は、また印西市民は何名いるか、印西市の現在の教育環境のことを理解した上での署名なのかという質疑に対し、親戚、友人、ふるさと転入予定、買物、観光などで印西市に関わる人も多く、印西市は千葉県で2番目の人口増加率であることからも、外部から注目されている。この件も含めて、関係者の声を反映し、関係人口を増やすことが今後の印西市の活性化につながると思い、市内に限定しないで署名活動を行った。また、現在1万2,402名の署名が集まっている中で、印西市内の人数は6,530人という答弁がありました。  次に、アンケートについて、教育委員会が小倉台小学校と本埜中学校の保護者向けにアンケート調査を実施しているが、その結果を把握しているかという質疑に対し、小倉台小学校の保護者に対してのアンケート結果については、大規模校であることが原因で教育的不利益を感じ、不満を抱える家庭が178件中44件ある。特にコロナ禍である現状を考えると、早急に対処する必要があると考える。特に注目したのは、スクールバスについて。スクールバスがないことを理由に通学区制度の弾力的な運用を検討しないと答えた家庭は104世帯あった。スクールバスがあれば検討する家庭が104世帯あると考えられる。小規模校に転入希望する家庭が13世帯ある。小倉台小学校と同様に、過大規模校である原小学校、近い将来過大規模校となることが予定されている牧の原小学校に同様の規模を募れば、40世帯、兄弟と仮定すれば80人程度が見込まれる可能性があると思われる。  本埜中学校の保護者に対してのアンケート結果については、滝野中学校との統合案について、小学生の保護者は、賛成、どちらかといえば賛成を合わせて70%、中学校の保護者は40%、小学校との保護者と中学校の保護者の回答の違いを見てみると、一般的に保護者にとって入学した学校で無事卒業できるかということが大きな判断基準になっていると読み取ったと伺っているという答弁がありました。  次に、スクールバスについて。スクールバスを運用した柔軟な学区外就学を実施し、過大規模校の解消についてというところがあるが、例えば学区外から小規模校への就学希望者が市内全域に点在した場合、スクールバスでピックアップして回るというのは現実的ではないのではないかとの質疑に対して、現実的ではないことは請願者も認識している。要望したのは、学校適正配置を考える中でスクールバスの運用をもっと積極的に選択肢を多く加えて検討していただきたいと伺っているとの答弁がありました。  また、スクールバスの運用経費と併せて、子供たちにとっての公平性について十分留意することが必要と考えるが、請願者はどう考えているかとの質疑に対し、子供たちを公平、平等に考えることは当然のこと、その上で柔軟なスクールバスの運用を会はお願いしているという答弁がありました。  また、請願書ではあくまでも大規模校を対象にしたスクールバスと読み取れるがという質疑に対し、いろいろな選択肢を加えて、会の思いを議員の皆さんや執行部の皆さんが検討していただきたいという話を伺っているという答弁がありました。  次に、小規模特認校制度について。小規模特認校制度を導入し、過小規模の解消と記載されているが、小規模特認校制度を導入すれば過小規模校が解消されるという根拠をどのように聞いているか、また小規模特認校の対象と考えている学区はという質疑に対し、子供たちが小規模校のよさを生かし、市内のどこからでも就学できる仕組みをつくってもらいたいという思いであると伺っている。対象と考えているのは船穂小学校、本埜中学校の2校と聞いているとの答弁がありました。  また、その質疑に対し、市内で2つも3つも特認校をできるものではないと考えているが、どちらかに決めて活動するという考えはなかったのか、一番心配しているコミュニティーに対しての影響について考えたことはあるのかという質疑に対し、この件も議員の皆さんや執行部の皆さんに検討していただきたいという話を伺っているとの答弁がありました。  次に、学区について。今の学区は残すけれども、どの学校にいても学区外就学を認めてあげてほしい、手段としてはスクールバスも積極的に考えてほしいという請願の趣旨と理解してよいかという質疑に対し、そのとおりと聞いているという答弁がありました。  また、各請願項目について、具体的に詰めた内容ではなく、小規模特認校については、小学校は船穂小学校、中学校は本埜中学校とすること、それ以外は柔軟に執行部あるいは議会で具体的な内容をこれから詰めていってほしいという趣旨で請願を出されていると私は理解したが、そのような考えでよいかという質疑があり、そのとおりと聞いているとの答弁がありました。  また、過大規模校の問題点と過小規模校の問題を切り分けて考えるべきではないかと思うが、過大規模校の問題点は過大規模校の問題点として扱い、過小規模校の問題点については過小規模校の問題点として扱う議論はなかったのかという質疑に対し、過大、過小の切り分けはしていないと伺っているとの答弁がありました。  次に、執行部に対する質疑を要約して申し上げます。最初に、学校評価において、先生の目の行き届きや子供たちの心の状態など、学校規模によって差異があるが、分析を行ったのかという質疑に対して、学校評価は、各学校が学校経営や学校運営に生かすことを目的としているものであり、適正配置の視点とは異なるとの答弁がありました。  次に、スクールバスについて、スクールバスの運行基準を伺う。また、請願書の中では、スクールバスの運行を積極的に考えてほしいという趣旨の請願となっているが、今後拡大していく考えはあるかという質疑に対し、現在スクールバスの運行基準は設けていない。遠距離通学への支援策として、学校適正配置を検討する中で調査研究をしている。スクールバスの運用については、まず過大規模校は数百人規模の学区外就学がないと解消されない。また、スクールバスを運用した柔軟な学区外就学を実施することについては、少なくとも10台以上用意する必要があり、またバスターミナルなどの施設整備も必要となるため、現時点では実現は困難であると考えているとの答弁がありました。  また、スクールバスを運用した柔軟な学区外就学に関しては、各校の児童生徒の公平性の確保、またコストが合理的な範囲かというところに配慮した検討が望ましいと思うが、教育委員会としての考えを伺うとの質疑に対し、概算となるが、令和2年度の実績によるマイクロバス1台当たりの経費は約510万円となる。これを市内全18小学校から学区外就学の児童を輸送するためのスクールバスを各校で1台運行することとした場合、年間約9,000万円かかるものと想定される。さらに、中学校も対象とした場合、小中学校合わせて27校となり、年間1億4,000万円になると考える。  また、市内の大規模校から小規模校への柔軟な学区外就学を実施して大規模校の解消を図ろうとする場合、現在市内で一番児童数の多い小学校で児童が1,200人おり、この規模を適正規模にするには約400人の児童が学区外就学をしなければならないので、これは現実的でなく、大規模校の解消にはならないと考える。また、この台数のスクールバスを市内で運行した場合、登校時間帯の交通にも大きく影響するものと現段階では考えているとの答弁がありました。  次に、請願書に、過大規模校では非常事態時に体育館に全校児童が避難できず、雨の中グラウンドで待機しているという事例に象徴される、子供たちの命を守ることさえままならない過密した環境ということが書かれているが、この実態は本当にあったのかという質疑に対し、請願文では何を捉えて書かれているかは承知していないが、令和2年9月23日に市内小中学校や市施設を爆破するという爆破予告があった際に建物内にいることが危険だったため、安全措置として、大規模校に限らず校舎から避難するように指示し、全ての小中学校において野外待避をした。避難当時の天候は雨で、体育館に避難した学校はないと認識している。通常は、非常事態時に体育館へ避難するということはないという答弁がありました。  次に、大きな学校になると、図書館、校庭、体育館など、休み時間に使うとき優先順位をつけて使用できるような工夫をしている学校もあると聞いているが、教育委員会として把握しているかという質疑に対し、大規模校になると学級数も多いので、各学校で図書館や休み時間などの校庭利用については、各学年ごとに順番に利用するなど、工夫をして利用していると承知しているとの答弁がありました。  次に、令和3年7月26日に、第2次印西市学校適正規模・適正配置基本方針に関して、小規模特認校制度も含めて印西市学校適正配置審議会に諮問されていると承知しているが、小規模特認校制度について、制度の導入に向けて審議会で十分検討していただきたいと思うが、教育委員会としてはどのように受け止めるかを伺うという質疑に対し、小規模特認校制度については、適正配置審議会で十分検討されるものと考えている。あわせて、小規模校については、現時点での印西市が学校適正規模・適正配置基本方針に基づき、隣接校との統合を実施することとしているが、保護者、地域の方の賛同をいただけない中では学校の統合は行わないので、当該校については存続ということになるという答弁がありました。  次に、大規模、小規模校にどのような問題があると考えているかという質疑に対し、大規模校では一人一人の活躍の場が少なくなるという課題などがある。児童生徒数の増加に伴い、教室数が不足するといった課題については、施設の増改築により対応することで解消できる。また、大規模校に近い学校へ学区外就学を柔軟に認めていくことも大規模校の対応策の一つとして検討していくことができる。小規模校では人間関係や相互評価等が固定化する傾向や、男女比において極端な隔たりを生じる可能性などの課題があり、また令和4年度から始まる教科担任制による授業への対応について、教員の配置人数が少ないことから大変難しい状況であり、これらが今後の大きな課題になると考えているとの答弁がありました。  次に、小規模校から学区外就学をする理由としてどのようなものがあり、許可する根拠を伺いたいという質疑に対し、学区外就学については許可の基準を設けている。例えば学期、学年の途中の転居、養育等に関すること、いじめ等に関するもの、住宅の建築や購入に関するもの等を十分審査しており、決して小規模校だからという理由だけで学区外就学を認めていることではないとの答弁がありました。  次に、小規模特認校制度を導入したら、印西市において実際にこれを解消できると思っているのか、市の考えを伺うとの質疑に対し、小規模特認校制度を導入し、過小規模校を解消することについては、十分に検討する必要があるが、他市における事例から、小規模特認校制度を導入しても、過小規模校を解消できる可能性は低いため、課題は解消できないものと考えているとの答弁がありました。  次に、学区について、教育委員会はどのような検討、議論をされてきたか、また学区の自由化についての考えはとの質疑に対し、通学区域については、通学が児童生徒によって過度な負担にならないよう、通学距離については、国の基準に準じ、小学校ではおおむね4キロ以内、中学校ではおおむね6キロ以内を原則としている。また、通学時間については、交通機関の利用を含め、おおむね1時間以内を原則としている。適正配置審査会では、適正配置に配慮をしているが、通学区域の見直しの検討は行っていない。また、教育委員会として、学区の自由化は考えていないとの答弁がありました。  次に、討論については、賛成、反対ともにありませんでした。  以上をもちまして、文教福祉常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  発言の訂正をお願いいたします。紹介議員に対する質疑において、署名した人数を1万1,242人と申し上げるべきところを1万2,402名と申し上げてしまいましたので、ご訂正をお願いいたします。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  なお、委員長報告に対する質疑の範囲は、委員会の審査経過及び結果に対する質疑に限られますので、ご了承願います。  また、所属委員の質疑は妥当を欠きますので、ご遠慮願います。  質疑はありませんか。  18番、金丸和史議員。 ◆18番(金丸和史) 請願審査の中で、我々議員に求められている項目としては、願意に妥当性があるか、あるいは実現の可能性があるか、その実現の可能性については、近い将来に厳格に可能性があるかを解釈しなければいけないと、議員必携にそのように書かれているわけですけれども、そういった議論というのはあったでしょうか。そういう観点からの質疑があったかどうか伺います。 ○議長(中澤俊介) 稲葉健委員長。 ◎文教福祉常任委員会委員長(稲葉健) 今金丸議員のおっしゃっていたような実現性に対しての質疑はございませんでした。 ○議長(中澤俊介) 18番、金丸和史議員。 ◆18番(金丸和史) あったというやじが聞こえてきたのですけれども、どちらが正しいかちょっと判断に困ったところですけれども、要は請願の願意について、3項目が基本だというような、基本的な質疑なのですけれども、そういう質疑はあったでしょうか、伺います。    〔「もう一度お願いします」と言う人あり〕 ◆18番(金丸和史) よく聞いてください。1、2、3というふうに振られているのですけれども、請願の趣旨としては、この3項目が願意であるかどうかの質疑というのはありましたでしょうか。 ○議長(中澤俊介) 稲葉健委員長。 ◎文教福祉常任委員会委員長(稲葉健) 当然その3項目に対しての質疑はありました。 ○議長(中澤俊介) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) これで委員長報告に対する質疑を終わります。  委員長は、自席にお戻りください。  これから請願第3―2号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。  まず、原案に反対者の発言を許します。  17番、軍司俊紀議員。    〔17番、登壇〕 ◆17番(軍司俊紀) 17番、軍司俊紀でございます。請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書について、採択すべきではないという立場で討論させていただきます。  私は、皆様ご承知のとおり、文教福祉常任委員会委員として議案審議に参加し、紹介議員と担当の教育委員会に質問を行い、審議させていただきました。私は、今回の請願項目を読んだ際に矛盾する内容もあり、本来であれば個々の内容として審議すべき内容がなぜ同じ請願に入っているか、理解できませんでした。今回の請願内容は、過小規模校の存続と大規模校の解消という全く別の問題として考えるべきものをスクールバスという手段によりくっつけ、財政的な課題や具体的な解決方法を全く考えずに議会や教育委員会に投げかけ、市民の要望だからということで出されたものだと考えています。そのことは、請願として本当に妥当なのでしょうか。  署名数は1万1,241人でしたが、印西市民としては6,530人、しかし百歩譲って多くの市民がいることを考え、内容に非常事態宣言時に体育館に全校児童が避難できず雨の中グラウンドで待機した事例といった根拠のない文言が入っていることものみ込んで、もう少し研究検討してみる意味があるのではないかということで、私は一例として特認校というものをキーワードとして継続を申し出ました。しかし、継続に賛成したのは私と増田委員だけだということで、採択に進んだのが現状です。私は、継続を選択すべきではなかったのか、このことを申し上げておきたいと思います。  多くの議員は、現在印西市には学校適正規模・適正配置基本方針があり、今現在新たな審議会により、今年度、来年度検討を進め、来年度には第2期適正配置計画として答申が行われることは知っているはずです。どういった内容なのか、どういった議論が行われるのかはある程度見守るべきではなかったのか。また、請願の採択に当たっては、財政事情から厳格に解釈しなければならないものではなかったのか。どこまで理解し、採択に進んだのか、私は理解に苦しみます。  今回の請願項目については、3点上がっていますが、1つだけ採択しようというのはできず、1かゼロです。全て賛成か、全て反対か、いずれかしかなかったのです。1つだけ採択しようというのはできなかったので、増田委員のほうから趣旨採択という提案もありましたし、一部採択という話もありました。それを模索しましたが、残念ながらできなかったので、反対、採択すべきものではないという立場で今話をさせていただいております。  今回の請願審査に先立ち、私は会派新政の代表質問を行い、その中で大規模校解消のために、今まで誰も、どの会派も提案してこなかった、新聞にも何度もICTによるオンライン授業を進める原山小、そして高花小の空き教室の活用を提案してきました。また、以前も何回も大規模校解消のために東京電機大学の空き校舎の活用を提案してきています。武西学園台の端から子供の足で小倉台小学校まで歩くのはおよそ40分かかります。このことについて、スクールバスを考えてはどうか、このようなことを私並びに会派新政の海老原議員や板橋睦議員は提案してきております。このことは何度も訴えていますので、議事録を見ていただければ分かるはずです。  今回の請願項目には、スクールバスの活用が掲げられています。スクールバスそのものについては、私は今申し上げたとおり反対はしません。現実的に例えば印旛中に通う子供たちの中には、自転車通学でおよそ8キロ通っている生徒さんもいると聞いています。こういうところには、やはりスクールバスを使うべきではないのでしょうか。  私が申し上げたいのは、もっと議論すべきではなかったのか、このことです。今スクールバスの費用の話も先ほど委員長のほうから報告がありました。これも一般質問で私が聞いた内容ですが、1台当たり510万円かかります。市内の全小中学校で実施する場合、27校で1億4,000万円かかります。この費用があれば、例えば学校のICT化にどれだけ貢献できるのでしょうか。ICT支援員をもっと増やすこともできる。保護者から要望がある、貸与しているWi―Fiルーターの通信制限なく速度を速くすることもできる。新型コロナがまた流行しようとも、保護者たちの満足向上が図れる。同じお金をかけるというのであれば、どちらが印西市民全体の理解を得ることができるのでしょうか。  また、特認校という言葉も出てきました。こちらも否定はしません。私は、研究しようという継続を主張しました。特認校の質疑の中で、習志野市の特認校という話が出てきました。習志野市の特認校は、スクールバスは出していますか。僅か21平方キロメートルの習志野市でスクールバスは出しているのでしょうか。東京都中央区でも特認校を行っていますが、スクールバスは出していません。いずれも市街地の中にある特認校ではないのでしょうか。船穂小や本埜中と同列に論じるのでしょうか。  私は、印西市でも特認校をするのであれば、教室に余裕がある、例えば校庭も広い、先ほどから申し上げている原山小や高花小を特認校に併せすればいいと思います。その際に船穂小と選択してもいいのではないでしょうか。このことは、継続もせずに、議論もできていません。継続して議論することは、何か都合が悪かったのでしょうか。議論はありませんでした。市教育委員会では、しっかりとこのことも考えてほしいと思います。  請願審査の初日でしたが、20日に発行された教育新聞の記事には、来年度からの小学校教科担任制に関する内容が掲載されていました。審査当日には、私は気がつきませんでしたが、文科省が小学校教科担任制で要件を新たに出したようです。この記事の内容を読むと、明らかに小規模校は削除されています。除外されています。  このようなことが書いてあります。全国で4年かけて8,800人の教員を増やします。来年度は2,000人の予算を要求しております。学年1クラスから2クラスの小規模校を除く全ての小学校への教員の加配を目指すと書いてあります。もちろん印西市にも小規模校ありますので、このことは十分に配慮、考慮していかなくてはならないと思います。  このような要望項目もありました。小規模特認校制度を導入し、過小規模校の解消、希望者は学区に関係なく、特認校に指定された小規模校に就学することができる。導入すれば、過小規模を解消できるのでしょうか。当然の帰結ではありません。特認校に指定されるのは、先ほど申し上げたとおり小規模校だけでなくてもいいはずです。過小規模校になったのは、その学校に通う学区の児童生徒がほかの学校を選ぶからではありませんか。どこに原因があるのでしょうか。十分に検証されていますか、議論は全くされませんでした。  私は、市教育委員会や印西市に対策を求め、過小規模が解消されなければ印西市や教育委員会が悪いという議論には賛同しかねます。このことは、先に申し上げておきたいと思います。今回の請願を通じ、私は本当に子供たちのことを考えると何をなすべきなのか、特に会派内で板橋議員や海老原議員とともに考えてきました。大規模校と小規模校の在り方です。大規模校は、先ほども申し上げたとおり、原山とか高花小を活用すべきではないのでしょうか。  そして、過小規模校に通う子供たちのことです。少し考えたいと思います。学校の役割は、知識の習得だけではなく、社会生活を営む上で生きる力をつけていくことです。人間関係を固定化された学校の中で大人数の生活も体験させないまま高等教育に送り出していいのでしょうか。なじめていくのでしょうか。知識の習得、学習面においても、先ほど一例として挙げた教科担任制による学校教員の十分な加配ができないまま、またICTを利用してグループ学習をできない子供たちとの差は義務教育9年間の中でどれだけ広がるのでしょうか。それでもいいというのであれば、考え方も違うので、私はその方たちを説得するつもりはありません。いろんな考え方が当然です。否定もしません。  ただ、誰がどのような判断を下したのか、そしてどのような考え方に基づくのかをやはり公表していく必要があると思います。また、保護者に対しては、正しい情報をしっかりと公表、公開し、選択してもらえるような環境を整えていくべきだと私は思います。  最後に、請願の審査に向けての姿勢を皆さんとともにしっかりと考えて、私は今回は採択すべきではないという討論にします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  4番、松本有利子議員。    〔4番、登壇〕 ◆4番(松本有利子) 議席番号4番、松本有利子です。請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書について、賛成の立場で討論いたします。その理由は、本請願に賛同された印西市民6,530人を含む1万1,241人の署名に市として向き合う必要があるとの考えからです。  本請願には、要望が3項目あります。委員会審査の中で、要望である小規模特認校制度の導入や学区外就学のためのスクールバス運用に関しては、3つ目の項目、過小規模を解消し、小規模校の存続及び過大規模校を解消し、大規模校の適正規模化のための選択肢の一つとしてほしいとの説明がありました。つまりこの請願の本質は、学校適正規模化という6,000人以上の市民の要望に対して、市が実現のための手段の検討をしていくことであると言えます。  現在市では印西市学校適正規模・適正配置基本方針を根本的に見直していくとの考えを持っています。そうであるならば、見直しの際には、多くの市民が要望している本請願の内容を重く受け止めて方針を決定する必要があります。だからこそ、この本請願は採択すべきものであるとの考えです。一方で、市ではまず大規模校と小規模校の現状について調査、確認をする必要があると考えます。私が本請願の趣旨と理由において特に着目したのは、大規模校とされている小倉台小学校や原小学校に通う子供たちの心の状態と施設整備について書かれているところです。  委員会審査の中で、執行部より、学校規模による子供たちの心の状態の差異は学校評価等で捉えることはできないこと、大規模校だからといって不登校の子供の割合が高いとは言えないこと、そして施設整備については、大規模校だから課題があるというわけではない旨のご答弁がありました。  委員会審査前、個人的に学校評価を調査したり、大規模校の先生方、教育委員会、大規模校に通う子供の保護者の方々にお話を伺ったりしました。その結果、大規模校だからといって子供たちの心の状態が悪いということはない。しかし、施設整備については、大規模校では利用制限等の課題があると感じました。その根拠の一つは、保護者の方々からのお話です。子供たちの心の状態と施設整備に関しては、伺った全員が先生方の接し方や子供の心の状態に問題はないとの認識でした。いじめにつながるようなことが起こった際に、先生は解決するまで丁寧に向き合ってくれたとの話もありました。一方で、施設整備については、全員が意見を持っていました。特に現在は、コロナの影響もあり、昇降口、図書室、保護者の運動会見学に関する意見等がありました。実際に大規模校2校ともに、学校評価の中で共用施設の課題等について自ら記載をしており、学校側でも課題の認識をされていると思います。  当市では、これまで学校に関する様々な統計を取り、学校の環境改善に努められています。誠実に取り組まれています。同様に、本請願に書かれている学校規模による施設整備の課題等をいま一度正確に調査した上で、学校適正規模化について検討を進めていただきたく、本請願の賛成討論といたします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。  15番、増田葉子議員。    〔15番、登壇〕 ◆15番(増田葉子) ただいま議題となっております教育環境改善に関する請願書に反対の立場で討論いたします。15番、増田葉子です。  委員会での採決と態度が異なってしまった理由について述べてまいります。私は、この請願の趣旨、特に大規模校の是正解消については、当初から賛成の意を表していたものですが、請願事項2のスクールバスを運用した柔軟な学区外就学を実施し、過大規模の解消については、現実的に実現していくには学区制度を根本から議論する必要があり、短期的な実現は困難と考えておりました。  審査の中で、柔軟な学区外就学の実施の対象となるのは大規模校だけでなく、適正規模校も含む全小中学校であるとされ、前提としてスクールバスの運用が求められていますが、財政負担は年間約1億円以上との教育委員会からの説明もありました。大きな趣旨には賛成ですが、この項目については、委員会、議会においてさらなる議論が必要ではないかと考え、継続審査を要望いたしました。しかし、否決となり、急いで採決することになりました。  先ほど委員長報告にもありましたが、紹介議員からも請願事項について、具体策は教育委員会と議会で知恵を出してほしいと要請する趣旨の発言もありました。それなのに、何のために採決を急ぐのか、私は理解に苦しんでおります。  請願は、採択がゴールではありません。議会に否定意見がある中で、単に数の力で採択されても、その後の願意の実現の力にはならないだろうと思います。それとも、ただ採択されればいい請願だったのでしょうか。議論を否定した状態での採択は、何の意味もなさないことを強く申し上げたいと思います。願意の推進力になるよう、議会が全会一致できる内容を時間をかけて議論すべきでした。  委員会の中で、附帯意見の決議の提案もいたしましたが、継続審査が否定されていて、それもかなわないこととなりました。再度自分の考えをまとめ直し、やはりこの請願書のままでは実現困難な事項に賛成することはできないと考えました。  最後に、反対しなければならない気持ちに至ったことは非常に残念なことであることをお伝えし、討論を終わります。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  3番、藤江研一議員。    〔3番、登壇〕 ◆3番(藤江研一) 3番、公明党、藤江研一です。請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書の採択に賛成の立場から討論いたします。  本件は、6,530人の市民の方を含む合計1万1,241名の賛同の署名を集めて請願されたものです。また、ネットでの署名ではなく、全て対面で署名しており、署名者の重複がないことも確認していると回答いただきました。この多数の請願者の意思、願意は尊重すべきと考えます。  また、請願には小規模特認校制度の導入が含まれています。小規模特認校制度は、学校選択制の一つである特認校制を小規模校で実施するもので、少人数での教育のよさを生かしたきめ細かな指導や特色ある教育を行うものとされています。  本年7月26日に、第2次印西市学校適正規模・適正配置基本方針に関して、小規模特認校制度も含めて印西市学校適正配置審議会に諮問されていると承知しています。また、小規模特認校制度については、県内の他の多くの自治体でも採用しており、制度導入に向けて、審議会で十分に検討していただきたいと考えます。このように、審議会の審議内容と重なる内容を含む請願であり、願意を酌み取っていただきたいと考えます。  他方で、請願に含まれている個別論点に関して、幾つか意見を述べさせていただきます。まず、スクールバスによる柔軟な学区外通学に関しては、各校児童生徒の公平性確保やコストが合理的な範囲かに配慮した検討が望ましいと考えます。  次に、小規模校の存続、統合に関しては、コロナ収束後に関係者が十分に話合いできる機会を設けて、保護者、地域住民の意見を聞き、検討いただきたいと考えます。また、少なくとも小規模特認校制度の導入可否や、導入時にどの学校を対象とするかの検討、答申を審議会からいただくまでは、統合を見合わせるべきと考えます。この点につきましては、執行部からも、保護者、地域の方に賛同いただけない中では学校の統合は行わないと答弁いただいたところです。  次に、大規模校の適正規模化については、この検討や新規学校用地取得等のためには長期間かかると想定されますので、今後建設が予定されている校舎増築が中止されるなどにより、児童生徒の教室が不足するような、そういう事態を招かないよう留意いただきたいと思います。  本請願は、小規模特認校として、船穂小学校、本埜中学校、小中それぞれ1校ずつ想定していて、その通学手段を確保するためにスクールバスの柔軟な運行が必要という点が最初にあり、それ以外の項目も付随する形で請願書に記載されているけれども、具体的に内容を詰めて請願しているものではなく、柔軟に執行部や議会で具体的な内容を詰めてほしいという趣旨の請願と理解しています。この点については、紹介議員もそのとおりと回答しています。  このような趣旨の請願であることを踏まえて、子供たちが伸び伸びと学習活動でき、保護者や地域住民も納得、安心して子供たちを送り出せる環境となるよう期待し、私の請願書採択の賛成討論とさせていただきます。  以上です。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。  18番、金丸和史議員。    〔18番、登壇〕 ◆18番(金丸和史) 18番、金丸和史でございます。請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書に関して反対の立場で討論させていただきます。  まず最初に、申し上げたいと思います。議員必携という書籍があります。議員のバイブル的存在で、当選直後に各議員に配付されているものであります。一部軍司議員からも紹介というか、話が討論の中であったのですけれども、ちょっとかぶる部分があるのですけれども、ご了承いただきたいと思います。  その第4章、請願審査の項目の中、法令上または公益上の見地から、願意が妥当性があるか、また実現性の可能性があるか、これについては近い将来に実現の可能性があるか厳格に解釈しなければならないと記されております。今回の請願の審議について、原点に返って考えてみようと思いました。  そのような中、会議規則第69条では表決に条件をつけることはできないと規定されております。これらのことを総合すると、今回の請願は私としては全部を採択するということには賛意を表せないということになりました。  スクールバスが実際に運行することができるのか、他の議員からも同じような討論があったと思います。そして、実際私は住んでいるところが小倉台でございます。言われている過大規模といえば過大規模の学校だと思いますけれども、その中で本当に保護者の方が小規模校へ転校を希望しているのか、実際に私は知り合いである保護者の数人の方から意見を伺いましたが、転校まではという意見が多かったと思っております。中学校は、木刈中学校に通わせたいけれども、可能なのですか、この意見が実は一番多かったのです。  というご意見でありますので、今までの討論を伺っていても、賛成であろうと、反対であろうと、部分的には採択したい気持ちが皆さんにあるということがよく分かります。私も同じかもしれないですけれども、また議員必携には総花的に採択してはならないというふうな項目もございます。総合すると、やはり全部を採択することに至らない。厳格にこの解釈をした場合には、私は賛成に回れないという意見になりました。恐らく会派の中でもしかすると意見が分かれるところかもしれません。  何回も出ていますけれども、3項目の中に別々の議論が必要なものがあったと、私もそのように理解します。今後例えば部分採択、あるいは一部採択が妥当である場合には、今まで印西市議会では採用しないということにしてあったのですけれども、今回の請願を振り返ると、複数項目の場合にはそういったことも必要なのかなというふうに思っております。ですから、議会運営委員会に請願審査の今後の在り方についてぜひ提起していきたい、そのように考えております。  もし採択されたのであれば、皆さん言っていることでありますけれども、例えばスクールバスの実証実験だとか、あるいは大規模校の全ての保護者にアンケートを取るとか、そういう手法を織り交ぜながら、適正規模、適正配置の今後の計画の策定に向かっていただくことを申し添えさせていただきたいと思います。  以上で私の討論とさせていただきます。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  7番、小川利彦議員。    〔7番、登壇〕 ◆7番(小川利彦) ただいま議題となっております請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書に賛成の立場から、採択すべき立場での討論をさせていただきます。議席番号7番、小川利彦です。  今回の請願は、請願者である会の代表者、会員の方々だけではなく、趣旨に賛同した約1万1,000名以上もの署名をいただいた皆さん、そしてその署名を集めるために活動した各地区担当者の全ての願いでもあります。今現在も趣旨に賛同した皆さんの署名が集まり続けている現状です。私も賛同者の一人でありますし、地区担当者として署名活動をしてまいりました。  今回の署名では、市内の方が過半数を超える状況となっており、またこの署名では印西市内のみならず市外にも賛同者が広がりました。会の考え方がその方々の心に響いたものだと思います。今回の活動を通じて感じましたことは、前回の本埜第一小学校と本埜第二小学校を閉校して、統合校の本埜小学校を開校したときの署名とは異なったものでした。これは、私個人の肌感覚とはなりますが、今回は前回と違う空気感を感じたものです。それは、地域の中に賛否両論があったことです。ぜひ実現するように頑張ってほしいという賛成のご意見をいただく一方で、反対の意見も頂戴いたしました。  例として申し上げますと、児童生徒の保護者さんも、どうなるか分からないのが一番困るから、署名をして学校の存続を願うという方もおりました。また、近所付き合いから署名しないわけにもいかないからという意見もあったと伺っております。今回の活動で賛否両論があったということは、ある意味で健全なことであると感じました。本当に会の考え方に賛同した方々が署名をされているのだろうと思います。  請願事項については、申し上げるまでもございませんが、申し上げますと、1、小規模特認校の制度を導入し、過小規模の解消では、市内全域を対象とした特認校とすることで、不登校の児童生徒さんの新しい学びの場を提供できることになるかもしれませんということです。  確かに小規模特認校では、そういう制度ではないという意見もあると思います。それで解消するということもなかなか厳しいかもしれませんが、学区内の学校に行けず悩む子たちや保護者の考え方を尊重するなら、選択肢を増やすべきではないでしょうか。  不登校の児童生徒ばかりではなく、大人数の学校よりも少人数の学校で学ぶことを希望されている児童生徒さんもいるかもしれません。今選択肢がないので、表面化していないのです。そういった要望があるかもしれません。小規模校でしか体験できないこともあるのです。  次に、2番、スクールバスを運用した柔軟な学区外就学を実施し、過大規模の解消では、文科省の基準での過大規模校という状況の大規模校から、スクールバスがあれば小規模校に通いたい、通わせたいというご意見が1割あったというアンケート結果がありました。この数字を見ますと、少数であるというふうに見る方も多いと思いますが、しかし現在の学校状況から、そうなってほしいという願いがアンケートの結果に出ているものと思います。  次に、3です。過小規模を解消し、小規模校の存続と、過大規模を解消し、大規模校の適正規模化では、地域からすれば、学校閉校したから人が流出した、教育委員会からすれば、人がいないから学校を閉校した、どちらが正解ということはないと思いますが、しかしニュータウン地区だけの学校が残ればよいのでしょうか。この印西市は、千葉ニュータウン地区だけの印西市なのでしょうか。1つの学校に子供を詰め込むのではなく、小さな学校への流れをつくってほしいという願いなのです。  この3項目の願いだけで、過小規模学校と過大規模という大規模学校の即解消とはならないかもしれません。ですが、この請願は印西市の教育環境改善の基礎となるものではないでしょうか。署名した全ての方々の考えを尊重し、この気持ちを酌んでいただき、議員の皆様にご賛同をお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  8番、米井重行議員。    〔8番、登壇〕 ◆8番(米井重行) ただいま議題となっております請願、教育環境改善に関する請願書につきまして、賛成の立場で討論いたします。8番、米井重行です。  まず、今回の請願の趣旨を請願者の懸念に沿って説明いたします。1つ目は、学校の過大規模化です。過大規模校では、多くの出会いから様々な経験ができる機会に恵まれる一方、生徒一人一人の活躍の場が少なくなる、人間関係の希薄化、体育館や特別教室の利用の重複など、様々な課題が指摘されています。平成27年1月、文部科学省では公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引が作成されました。その1年9か月後の平成28年10月に印西市学校適正規模・適正配置基本方針が策定され、そして今年の6月には改訂版が作成されております。手引では、12学級から18学級の学校規模を標準的な規模としています。手引の中では、31学級場の規模を過大規模校とし、31学級を超える過大規模は、速やかにその解消を図るよう設置者に対して促すとあります。  現在印西市では、12学級から24学級を適正規模としています。そして、25学級以上を一くくりに大規模校とし、過大規模校という分類がありません。また、文部科学省の手引による過大規模校の対策では、第1に学校の分離新設、第2に通学区域の見直し、第3に学校施設の増築とされていますが、印西市では第3の増改築を主な施策としています。その結果、平成29年度、31学級を超える規模の小倉台小学校を増改築し、現在42学級、平成30年度には原小学校を増築し、現在35学級、令和元年度には西の原小学校を増築し、18学級、令和2年度には木刈中学校を増築し、23学級、令和3年度には牧の原小学校を増築し、23学級、令和4年度にも滝野中学校、そしてさらに原小学校、牧の原小学校が再び増築計画が予定されています。文部科学省の指針とは異なる、31学期を上回る学級数を作っているとのことです。  懸念事項の2つ目は、小規模学校の優位性です。手引では、小規模校について、小、中、高ともに12学級以上18学級以下が標準とされていますが、この標準は、特別な事情があるときはこの限りではないという弾力的なものであり、実際の判断については、学校設置者である各市町村が、当該学校が都市部にあるのか過疎地にあるのかなどを含め、地域の実情に応じたきめ細かな分析に基づいて行うべきであるとあります。注目すべきは、12学級以上18学級以下という数字は標準規模であり、適正規模とは明記されていないということです。  そのような中、印西市では12学級から24学級を適正規模としているので、6学級規模の学校を小規模校とし、クラス替えができないことを理由に統廃合を検討しています。現在統廃合の対象校になっている船穂小学校は、私はもちろん、祖父の時代から6学級規模です。2年前に統廃合になった本埜第一小学校、本埜第二小学校、宗像小学校も昔から6学級規模でした。平成29年に統廃合された永治小学校、平成15年に廃校となった草深小学校、今の印西市をつくってきた先人たちの母校は当時から全て6学級規模です。クラス替えができない6学級の規模は、果たして教育的に悪い環境なのでしょうか。先日も旧本埜第二小学校出身の生徒が甲子園で活躍されました。小規模校出身で、多くの著名人、芸術家やアスリートなど、活躍している方が多くいることは言うまでもありません。これは一例でありますが、生徒の多様性への対応を考えれば、6学級規模であること、その優位性は大いに検討の余地があります。  3つ目の懸念事項は、生徒及び地域住民の理解です。手引では、小中学校は児童生徒の教育のための施設であるだけではなく、各地域のコミュニティーの核としての性格を有することが多く、防災、保育、地域の交流の場等、様々な機能を併せ持っています。また、学校教育は地域の未来の担い手である子供たちを育む意味もあり、まちづくりの在り方と密接不可分であるという性格も持っています。このため、学校規模の適正化や適正配置の具体的な検討については、行政が一方的に進める性格のものではないことは言うまでもありません。各市町村においては、上記のような学校が持つ多様な機能も留意し、学校教育の直接の受益者である児童生徒の保護者や将来の受益者である就学前の子供の保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得るなど、地域と共にある学校づくりの視点を踏まえた丁寧な議論を行うことが望まれますとあります。  適正配置の方針は、学校適正配置審議会によって決定されており、審議会は教育委員会及び教育委員主体で構成されています。審議会には住民不参加のため、既存の住民説明会のみでは、地域住民、児童、保護者の意見を反映することは難しい状況にあります。学校施設はまちづくりに重要な役割を持っており、その適正配置は地域のコミュニティーの中心の性格に配慮しつつ、過大規模校になる前に対処し、過小規模校になる前に対処することが本来求められています。学校は、その性質から、一度廃校になれば、同じものを復活させることはできません。  全国的な少子傾向もあり、印西市の今後の人口推移を考えた場合、小学校においては、令和8年、18校中6校が6学級規模の学校になり、18校中13校、実に3分の2以上の学校が印西市の明記した適正規模に満たない学校になります。現状の基本方針に沿えば、印西市には北総線沿線5校の学校のみが存続することになります。先人たちの思い、地域のコミュニティーを持続するため、市内に既存する小学校の特色を生かしながら、過大規模、過小規模を解消することが今後の印西市のまちづくりに必要不可欠だと考えます。小規模校がよい、大規模校がよいというのではなく、多様性が求められる現代だからこそ、学校も多様化すべきではないでしょうか。  先日、9月23日から5日間にわたり、読売新聞の千葉版に千葉ニュータウン半世紀という特集が掲載されました。その中で、今回の学校規模、適正配置問題について、今後のまちづくりの課題として大きく取り上げられました。また、同じ紙面上に木更津市の小規模、東清小学校のオープンスクールが特集され、市民の意見に寄り添った、創意工夫された行政の在り方として掲載されていたことも、適正規模に対する世論の注目の度合いがうかがえます。  そして、今回の請願に際し、請願提出時で1万483名の、また提出後も778名、総計1万1,261名もの署名が集まったことを考えれば、学校の適正配置を求めるに当たっては、地域住民の皆様が納得できるような措置を検討することが必要と考えます。請願者は、小規模校のメリットを過大化し、デメリットを少子化することにより、それぞれの子供に適した価値観の学校を選べる選択肢を増やす、そのための創意工夫を行政に望まれています。  時間がなくなりました。もろもろ申しましたけれども、議員皆様の賛同をよろしくお願いします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  20番、山田喜代子議員。    〔20番、登壇〕 ◆20番(山田喜代子) 皆さん、こんにちは。請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書について、賛成の立場で討論します。日本共産党、山田喜代子です。  当請願の項目は、1、小規模特認校制度を導入し、過小規模の解消、2番として、スクールバスを運用した柔軟な学外就学を実施し、過大規模の解消、3番として、過小規模を解消し、小規模校の存続と、過大規模を解消し、大規模校の適正規模化、この3点を要望しています。請願者、印西市学校適正配置を考える会は、船穂小学校統廃合の問題から始まり、市全体の教育環境問題であるという認識の下に活動してきたと、請願要旨と理由の冒頭に述べています。  昨年2020年、教育委員会は、市内の大規模校、小倉台小学校から過小規模校、船穂小学校への就学の意向、需要について、小倉台小学校への通学区域の弾力的な運用に関するアンケート調査を実施しました。船穂小の児童は、減少が続いており、令和2年で35人、今後の推移は、令和3年から少しずつ増え、令和8年には46人、その一方で他校に学区外就学の児童は令和2年で20人、反対に学区外から船穂小への就学児童は4人であることが委員会の質疑の中で分かりました。  小倉台小学校のアンケート調査結果によると、アンケート配布数の実に96.5%に当たる755人から回答が寄せられました。その中をちょっとかいつまんでみますと、船穂小への通学を希望する、13人、船穂小への通学を希望しない人の理由、これはスクールバスがないから、これが104人に上りました。そして、他校にない魅力、学校教育活動など、それがあれば、現在よりも通学距離が遠くなっても、制度の活用を検討すると回答した人は132人となっています。  これは、教育委員会でもらった小倉台小学校のアンケートです。非常にたくさんの声が書かれているので、一つ一つ紹介したいのですけれども、時間が最後あったらちょっと述べたいと思います。自由記述欄には多種多様な意見があって、大規模校への批判、まちづくりとしての学校配置への批判も多くありました。皆さんの意見に目を通すと、通学条件、スクールバスの運行や小規模校ならではの特色、魅力があれば、船穂小への通学を検討する声が多数あるということです。  ちなみに小倉台小学校に通う子供たちの居住地はどうなっているか、これはアンケートから数字を取りました。地元の小倉台小学校の小倉台の一丁目から四丁目、中央地区から通う子供たちは283人、これは37%、その一方、北総線の南側、武西学園台、戸神台、中央南から通うお子さんは465人、62%にも上っています。回答がなかった方が7人いるので、1%で100%になります。皆さんおっしゃるとおり、署名も1万1,241人、市民は6,530人、市外が4,711人。  なぜ市外が4,700人なのか。船尾地区の住民からの声は、嫁に行った船橋や八千代、習志野の子供たちも署名をした。船穂小出身の親や子供も、市外にいるけれども、署名をした。小学校がなくなると困るので、必死になって署名を集めた。妹は市外にいるけれども、その妹も署名をした。何としても残してほしいので、署名した人がまた友人に頼んで署名をした。そして、コミュニティーとしての学校はなくさないでほしい、そういう声が届いています。このようにして署名が集まりました。  また、船尾のある女性はこうも語っていました。電話がかかってきました。昔は、運動会などは、保護者はもちろんのこと、婦人会や消防団、敬老会の皆さんも参加して、父親レースや母親レースなどをしてまち全体で楽しんだと言っていました。  私もかつて、もう10年以上前になりますけれども、運動会に招かれて行きましたけれども、消防団の皆さんがホースを担いで走っているのを見て、また子供たち一人一人が主役の運動会であると実感したものです。これは、小規模校ならではの風景ではないのでしょうか。  また、当請願についても、文化財の発掘をする千葉県文化財センター、そこに関わったニュータウンの方からはこういう電話がありました。船穂郷という古い歴史を持った地域の船穂小学校をなくしてはいけないとの訴えがありました。  私は、船穂郷という言葉がちょっと分からなかったので、改めて歴史を調べてみました。図書館の司書の方に船穂郷に関する資料を集めてもらいました。その中の3点だけ申し上げます。平成27年教育委員会発行の印西市歴史読本、船穂開拓の歩み、平成8年印西町発行の印西町史民俗編、船穂尋常高等小学校、これは明治28年8月に新築開校となっていました。さらに、2001年、元市議の松本隆志さんが発行した下総地方史の発掘、印西地方は歴史ロマンの宝庫と副題があって、船穂郷の文言が出ています。これをぜひ皆さん読んでいただきたいと思いました。  今、草深小学校は閉校して、永治小、木刈小に統合、本埜第一、第二を統合し、本埜小に、宗像小をいには野小に統合と。教育委員会は、統合の名を使っていますが、実際は小規模校が閉校したということです。地域から学校がなくなったのです。統廃合に危機感を持った市民の声に議会は真摯に向き合って、どうしたらその声に応えられるかを考えるべきではないでしょうか。  小規模特認校の制度は、県内はじめ全国規模で導入しています。委員会の中でもその質問に紹介議員は答えています。船穂小存続のために、小倉台小のアンケート内容をぜひとも精査していただいて、印西市で初めての特認校制度の導入を市や教育委員会、そして議会が一体となって検討することを私は求めるものです。  請願に賛同されない議員の意見の中には、実現の可能性云々という声があります。議員必携も言われました。その議員必携、改めて見てください。ちょっと読んでみます。請願の採択に当たっては、法令上の基準はないので、委員会の自主的判断によるが、一般的には……これ一般的にはです。請願が妥当であるか、次に実現の可能性があるか、さらに市町村の権限、議会の権限事項に属する事項であるか等が基準とされていると書いてあります。実現の可能性とは、その緊急性や重要性及び財政事情などから見て、ごく近い将来、実現の可能性のあるものをいい、厳格に解釈しなければならない、このように書いてあるのです。つまり法令上の基準はないと書いてあるのです。これは、あくまでも委員会の自主的判断でオーケーなのです。実現の緊急性や重要性もこの請願の必須項目ではないのでしょうか。  ごく近い将来と書いてありますけれども、そのごく近い将来は5年後なのか10年後なのか、具体的な数字もしていないことから、これは採択に値するのではないのでしょうか。令和3年度から7年度までの印西市教育大綱には、教育環境の整備充実として、子供たちが安全で安心できる生活を送り、健やかに成長できるよう、教育環境が充実したまちを目指すと、このように書いてあるのです。ぜひこれを教育委員会は考えていただきたいと思っています。  最後に一言、請願は紹介議員は十分に説明することができません。ですから、必ず委員会には請願者を呼んで、請願の本意、文では表せない思いを伝えるために、ぜひ委員会の皆さんは、請願については、紹介議員だけではなくて、請願者を呼んでその思いを聞くということを皆さんに訴えて、私の討論といたします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  16番、松尾榮子議員。    〔16番、登壇〕 ◆16番(松尾榮子) 議席番号16番、松尾榮子です。ただいま議題となっております請願第3―2号 教育環境改善に関する請願書について、賛成の立場で討論を行います。  印西市においては、千葉ニュータウン事業等の宅地開発により、児童生徒数が現在も急増している地区がある一方、そのすぐ隣接地区でも少子化により児童生徒数が急減している小中学校があるなど、学校教育の現場でも過小規模、過大規模に伴う大変難しい課題が並存しております。市においては、こうした課題への取組として、平成28年、学校適正規模・適正配置基本方針を定め、過小規模校対策として、旧永治小学校の木刈小学校との統合、旧宗像小学校のいには野小学校との統合、また本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合による本埜小学校の大綱などの取組が進められてきました。  また、大規模校対策としては、小倉台小学校、原小学校、木刈中学校、西の原中学校で校舎の増築が行われ、今年度は牧の原小学校、また今後も滝野中学校等で増築計画が進められております。しかしながら、現在でも小倉台小学校は1,141人、35学級、原小学校は1,080人、33学級の大規模校、国の基準によりますと過大規模校であり、さらに原小学校では、令和7年度には児童数が1,300人を超え、学級数も40学級を超過、牧の原小学校でも、令和7年度には児童数が1,200人を超え、38学級の過大規模校となることが見込まれるなど、小規模校、大規模校の課題はさらに拡大している状況です。  請願第3―2号は、こうした状況の中で印西市における小中学校の過小、過大規模の問題を一つ一つの学校単位ではなく市全体の教育環境問題として捉え、これまで進められてきた過小規模校は統合、大規模校は増築という選択肢だけではなく、地域と一体となって、子供たちの安全と学習環境を守る学校の在り方について、市民、保護者等の立場からもう一度学校適正規模、適正配置の進め方を見直してほしいという市民、保護者等の強い願意に基づくものです。  これまでも何人かの方の討論にありましたけれども、請願項目について見ますと、1の小規模特認校制度につきましては、近隣を含め、多くの自治体で小規模特認校が設置されている中で、印西市においては現在この制度がないことから、制度の実施に向けた調査を具体的に行うことが市民の願意であり、実現可能な願いであると考えます。  2のスクールバスを運用した柔軟な学区外就学の実施による過大規模の解消につきましては、スクールバスの運行計画やそれによる過大規模解消の可能性など、額面どおりの実現は困難なところもありますけれども、これにつきましては、紹介議員からも、そうした方向を含めて検討していただきたいということだという説明がありました。市民が望む方向性への一手段として、過小、過大の解消、緩和につながるあらゆる方策の検討を行うべきであると考えます。  3の過小規模を解消し、小規模校の存続と、過大規模を解消し、大規模校の適正規模化は、まさにこの請願の骨子であり、都市化が進む地域に隣接しながら、児童生徒が減少し、学校の統合等が検討されている地区においては、様々な方策を用いて、小規模化している地区の活性化を進め、地区の学校が存続できる地域づくりを図ること、また一方で、児童生徒が通常の倍以上いる過大規模校の教育環境については、ここ数年間だけの問題であると、今現在の子供たちの過密な状況に目をつむるのではなく、様々な方策を用いて過大規模を解消し、教育環境の向上を図ること、これを願う市民の率直な願意の集約であると考えます。  署名を行った多数の市民や保護者の率直な願意を真摯に受け止め、過小、過大の学校規模の問題に広い視点から取り組み、地域の中で安心して学べる学校づくり、過密を解消し、一人一人に目が行き届く学校づくりのために、さらに一歩進んだ取組を市と市民、議会が一体で進めることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  13番、近藤瑞枝議員。    〔13番、登壇〕 ◆13番(近藤瑞枝) ただいま議題となっております請願第3―2号につきまして、採択すべきの立場で討論いたします。13番、近藤瑞枝。  学校の適正配置は、市にとっての最重要課題の一つである、ここにおられる全ての皆様の共通認識ではないでしょうか。この請願に反対の立場の方にとっても、また同じ思いであると確信しております。9月21日の文教福祉常任委員会も、ほとんどの議員の皆様が傍聴しておられました。ですから、数時間、5時間弱だったでしょうか、長時間に及ぶ請願審査、数時間に及ぶ質疑応答の内容は、既に皆様は十分に承知していただいているものと思っております。  また、先ほど来の討論の中で私の申し述べたかった事柄のおおむねはもはや伝えられておりますので、ここでさらに重ねて同様の主張を述べることは控えることにいたしました。私からは、8月8日、船穂地区で開催されましたイベントにおきまして、板倉市長がなさったご挨拶を紹介させていただきます。「幼稚園、保育園、皆さん間近に小学校入学するんじゃないかなと思いますけど、学校の充実に努めて頑張ってまいりたいと思います。それで、この地域にある船穂小学校ですけども、大分人数が減っちゃってね、いろいろ運動されて、来年150年迎えるそうですけども、やはり私はね、長い歴史をつくってきた先人たちの思いとかいろいろね、やはりこれから教育はどうあるべきか、その辺をよく考えながら、できるだけ学校の存続を図っていきたいなと。まあ本当に少人数の学校になっているようですけども、行政のやり方でね、幾らでも存続はできるんじゃないかと。そんなことで、これから国を支えていく次世代の大事な子供たちですので、真剣に行政も考えなきゃいけないなと思っていますので、まあ予算もできるだけたっぷりと。おかげさんでね、税収40億増えましたよ。」この後に印西音頭3番までの熱唱をされたと聞いております。板倉市長の印西愛がよく分かるエピソードでございます。  さて、この板倉市長の熱弁をその場で聞いた市民の皆様はどのように感じられたか、これは想像に難くありません。首長としての発言は非常に重く、その発言に持つべき責任もまた誠に重いものであることは市長ご自身が重々承知しておられることでしょう。できないことはできません。たとえ税収が40億増えようとも、できないことはできません。しかし、現状を一刻も早く把握し、できるかどうかを十分に調査すべきですし、できる道は何なのかを模索すべきだと思っています。  私は、印西市教育委員会に様々な相談をしてまいりました。そして、それらの多くに心ある対応をしていただいてきたことに大変感謝しております。これからも委員会の見識、良識を信頼しています。この問題に関わる全ての皆様方を信じ、期待しております。  以上を私の賛成討論といたします。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕
    ○議長(中澤俊介) これで討論を終わります。  これから請願第3―2号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  請願第3―2号に対する文教福祉常任委員会委員長の報告は採択すべきものです。  請願第3―2号は、文教福祉常任委員会委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成多数です。  したがって、請願第3―2号は採択とすることに決定しました。  ここで休憩したいと思います。午後3時10分まで休憩します。    休憩  午後2時47分    再開  午後3時10分 ○議長(中澤俊介) 再開します。  休憩前に引き続き会議を開きます。                        〇 △請願第3―3号 ○議長(中澤俊介) 日程第17、請願第3―3号 新型コロナウイルス対策に係る緊急請願書についてを議題とします。  初めに、文教福祉常任委員会委員長の報告を求めます。  稲葉健委員長。    〔文教福祉常任委員会委員長、登壇〕 ◎文教福祉常任委員会委員長(稲葉健) ただいま議題となっております請願第3―3号 新型コロナウイルス対策に係る緊急請願書の審査における審査の経過と結果を報告いたします。文教福祉常任委員会委員長、稲葉健。  請願審査は、9月21日に委員会を開催し、審査の過程において紹介議員及び執行部から説明を受け、質疑を行い、慎重に審査を実施いたしました。  審査の結果、請願第3―3号は、賛成者はなく、不採択とすべきものと決定いたしました。  それでは、紹介議員に対する質疑を要約して申し上げます。  初めに、請願事項2については、明らかに印西市の権限でないようなことが書いてあるが、どういう経緯で印西市が実施するという主体になっているかとの質疑に対して、本当は国や県がやってほしいということだが、それをなかなかやってくれない中、市としても実施できないかということで、こちらに請願としてこの項目を上げたとの答弁がありました。  次に、討論については、賛成、反対ともにありませんでした。  以上をもちまして、文教福祉常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから請願第3―3号について討論を行いますが、通告はございません。  討論はありませんか。  まず、原案に反対者の発言を許します。  17番、軍司俊紀議員。    〔17番、登壇〕 ◆17番(軍司俊紀) 17番、軍司俊紀でございます。請願第3―3号 新型コロナウイルス対策に係る緊急請願書について、不採択すべきものとして討論させていただきます。  こちらの請願なのですけれども、通常請願の採択に当たっては、先ほどの請願のときにも申し上げたのですけれども、幾つかの判断基準があると思います。その際にやはり考えなくてはならないのは、この請願を出す宛先であるとか、そもそもこの請願の内容が印西市の権限なのかどうか、こういったものをしっかり紹介議員とともに考えて出してほしいという趣旨から、今回は不採択すべきものと私は申し上げておきたいと思います。  具体的に、例えば請願項目の1、こちらに政府、東京都及び千葉県に対して云々と書いてありますけれども、東京都に対して出せというのは、そもそも権限も何もなく、単位自治体である印西市の上は、上という言い方はないかもしれませんけれども、印西市、千葉県、国という流れになりますので、東京都にもしも請願を出されたいのであれば、東京都に直接請願を出されてはいかがかなというふうに思っております。  それから、2番について申し上げたいところなのですけれども、印西市として以下の事項を実施することと書いてあります。こちらについても、先ほど委員長のほうから報告もありましたけれども、紹介議員に対する質疑の中で、印西市の権限ではなく、何でこれを出したのかという問いに対して、紹介議員のほうから市として実現できないものなのかという回答があったということで、私も実際文教福祉の常任委員ですので、その内容を聞いていましたけれども、そもそもできないものはできません。そのことは、はっきり申し上げておきたいと思います。  具体的に例えば(1)、保健所の人員増強を行うことであるとか、自宅療養者のために医師の往診とか、そういうことについては、これは明らかに千葉県の権限であり、千葉県に直接要望すべきことだと思いますので、その旨お伝えをしておきたいと思いますし、それから実現可能なものであっても、やはり人員体制、それから費用的なものから難しいということも十分に判断できますので、残念ながら思いは、やはりこちらについてはいろいろ気苦労もなさって、印西市議会に頼ってきているというのは分かりますけれども、やはり実現可能性ということから考えると、これはなかなか採択すべきものではないというふうに私は判断しております。  ただ、印西市、当局に申し上げておきたいのは、この中にも書いてありますけれども、情報発信はしっかりとしていただきたい。市民が安全安心を考えながら生活できるように、安全安心が保障されているのだなというのを考えながら、しっかり情報提示、情報開示をしていただくとともに、千葉県に対してもしっかり物を言う印西市であってほしいなということをお願いし、私の不採択すべきということを申し伝えて、今回の討論とさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) これで討論を終わります。  これから請願第3―3号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  請願第3―3号に対する文教福祉常任委員会委員長の報告は不採択とすべきものです。  請願第3―3号は、請願書のとおり採択とすることに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成少数です。  したがって、請願第3―3号は不採択とすることに決定しました。                        〇 △議案第8号 ○議長(中澤俊介) 日程第18、議案第8号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第7号)を議題とします。  本案について提案理由の説明を求めます。  板倉市長。    〔市長、登壇〕 ◎市長(板倉正直) 議案第8号についてご説明をいたします。  本案は、令和3年度印西市一般会計予算の歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,237万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ428億1,881万5,000円とするものでございます。  内容でございますが、印西市市制施行20周年記念花火大会の中止に係る裁判の判決が確定し、早急に予算措置を講ずる必要があることから、提案させていただいたものでございます。よろしくご審議くださいますようお願いをいたします。 ○議長(中澤俊介) 説明が終わりました。  なお、総括的な質疑は、議会運営に関する申合せにより省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 異議なしと認めます。  したがって、議案第8号については、議会運営に関する申合せにより、総括的な質疑を省略することに決定しました。  ただいま議題となっております議案第8号については、お手元に配付の付議事件一覧のとおり、予算審査常任委員会に付託します。                        〇 △会議時間の延長 ○議長(中澤俊介) なお、本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長します。  ここで休憩いたします。午後5時30分まで休憩いたします。    休憩  午後3時21分    再開  午後5時28分 ○議長(中澤俊介) 再開します。  休憩前に引き続き会議を開きます。  初めに、議案第8号について予算審査常任委員会委員長の報告を求めます。  櫻井正夫委員長。    〔予算審査常任委員会委員長、登壇〕 ◎予算審査常任委員会委員長(櫻井正夫) ただいま議題となっております議案第8号 令和3年度印西市一般会計補正予算(第7号)について、予算審査常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。予算審査常任委員会委員長、櫻井正夫。  本委員会は、本日委員全員出席の下、開催しました。  審査の結果は、お手元の審査報告書のとおり、賛成全員で原案のとおり可決と決定しました。  それでは、審査における主な質疑を要約して申し上げます。  初めに、観光振興対策事業242万4,000円の積算根拠を伺うという質疑に対し、反訴分の代理人弁護士報酬である。棄却による金額を減額する。訴訟額の2,023万4,689円の10%に18万円を加えた220万3,469円に消費税を加えた額となっているとの答弁がありました。  次に、判決文は全文公開するのか、また再発防止策は市民に公開するのかという質疑に対し、判決文を公開する予定はないが、今後総括を行い、その内容は市民に公開していくとの答弁がありました。  次に、責任者である市長から一般財源を使うことの指示があったのかという質疑に対し、市長に判決の結果を報告し、特定財源はないため、一般財源を使い、この補正予算を編成したとの答弁がありました。  次に、訴訟事件に要する経費の内訳を伺うという質疑に対し、支払い命令のあった1,200万円に加え、平成29年12月15日から支払い済みまでの年6分の割合の金額279万3,205円の合計1,479万4,000円を計上している。なお、令和3年10月末まで計算しているとの答弁がありました。  以上が執行部に対する主な質疑です。  討論については、賛成、反対ともありませんでした。  以上をもちまして、予算審査常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(中澤俊介) これから委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 質疑なしと認めます。  委員長は、自席にお戻りください。  これから議案第8号について討論を行います。  討論はありませんか。  まず、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  15番、増田葉子議員。    〔15番、登壇〕 ◆15番(増田葉子) 議案第8号の補正予算に賛成の立場で討論いたします。15番、増田葉子です。  長きにわたった争いを終わらせるための提案とのことですが、終わりではないことは、ここにいらっしゃる職員の皆さんは重々お分かりのことと思います。判決で終わりではありません。スタートです。裁判所の判断は、印西市にとって厳しいものだったと市長は述べられました。裁判所が全て正しいわけではないと個人的には思っていますが、ただ厳しかったと言っていればよいものでもありません。本来は市と業者が力を合わせて成し遂げるべきものだったはずなのに、果たして職員の皆さんは力を合わせるという意識があったのでしょうか。力を合わせるという意識は、原告である業者にもなかったのではないかと思っています。そういう意味では、プロ意識に欠けていたというふうに思っていますが、そしてそれは印西市の職員の皆さんにも言えることです。プロ意識に欠けていました。  この事件だけに限りません。言われたことをやっていればいい、そういう意識が皆さんの中にあったとしたら、この事件のてんまつを教訓として意識を変えていかなくてはなりません。国に言われたことをそのとおりにやっていればいい、周りを見て、はみ出さないようにやっていればいい、上司から命令されたことを淡々とやっていればいい、そんな意識があったとしたら、職員の皆さんの一人一人がこの判決を教訓としてください。  今後総括が行われるということですが、発注者の責任は重いことが分かったから、委託先とのリスク分担を細分化しようとか、契約を厳格化しようという方向になって、常に失敗を恐れ、いつも敗戦処理をしているようになってはいけないと思います。総括では、自らの組織文化も検証してほしい、そして言われたことだけやっていればいいという仕事の仕方、組織風土をなくしていってほしいと思います。この経験を前向きに捉えてください。それが税金の無駄遣いと言わせない唯一の方法だと思います。皆さんのプロとしての今後の仕事に期待し、賛成といたします。  以上です。 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に反対者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 次に、原案に賛成者の発言を許します。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) これで討論を終わります。  これから議案第8号について採決します。  採決は、表決システムにより行います。  出席ボタンを押してください。  議案第8号に対する予算審査常任委員会委員長の報告は可決です。  議案第8号は、予算審査常任委員会委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) ないものと認めます。  確定いたします。賛成全員です。  したがって、議案第8号は委員長の報告のとおり可決されました。                        〇 △報告第3号 ○議長(中澤俊介) 日程第19、報告第3号 専決処分の報告についてを議題とします。  本件について報告を求めます。  板倉市長。    〔市長、登壇〕 ◎市長(板倉正直) 報告第3号についてご説明をいたします。  本報告は、令和3年7月6日、印西市木下1747番地7において、駐車場内のガードパイプに公用車が接触し、損傷させた事故の和解及び損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により議会に報告するものでございます。 ○議長(中澤俊介) これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  20番、山田喜代子議員。 ◆20番(山田喜代子) 2点伺います。  このガードパイプがあります。このガードパイプの間は何メートルぐらいあるのでしょうか。それと、公用車の損傷というのはなかったのでしょうか。まず最初に、それを伺います。 ○議長(中澤俊介) 岩﨑総務部長。 ◎総務部長(岩﨑博司) お答えいたします。  1問目のガードパイプの間の間隔につきましては、確認はしてございません。2点目の公用車の損傷につきましては、金額で申し上げますと13万9,613円となってございます。  以上でございます。 ○議長(中澤俊介) 20番、山田喜代子議員。 ◆20番(山田喜代子) ガードパイプの間は何メートルか承知していないということなのですけれども、昨日現場に伊藤議員が行ったのですけれども、こんな広いところを左折するのにガードパイプにぶつかるなんてあり得ないと言っていたのです。私は車を運転できないから、分かりませんけれども、それほど広いところに、なぜガードパイプに当たってしまったのか、その点について、不注意によることなのか、それとも前に車があったから、こうせざるを得なかったのか、その辺の原因、その点について伺いたい。それと、今公用車の損傷が13万9,000円とおっしゃいましたけれども、これはやはりこの説明のところにも、市の損害というか、それも書くべきではないかと思いますけれども、その点について伺います。 ○議長(中澤俊介) 岩﨑総務部長。 ◎総務部長(岩﨑博司) お答えをいたします。  このガードパイプとガードパイプの間におきましては、相当の幅がございます。しかしながら、ここのご近所の市民のお宅を公務で訪問した際、そのガードパイプの近くに車を止めました。止めて、訪問が終わってから車を発進する際、そのガードパイプが、ちょうど車の左側、死角になりますけれども、ガードパイプが近くにあったということを失念して、駐車場から出る際、左折する際なのですが、左へハンドルを切ったときにガードパイプに接触をしてしまったといった事故でございます。それから、2点目の先ほど申し上げました公用車の修理費用につきましては、保険修理ということで、市が直接賠償をする金額ではございませんので、この報告案件には記載していないということでございます。  以上でございます。 ○議長(中澤俊介) 20番、山田喜代子議員。 ◆20番(山田喜代子) 市民に損害賠償を払うのは当たり前ですけれども、修理費用も税金ですよね。その点については、やはり必ず記入するべきではないのかなというふうに思いますので、その点についてもう一度伺います。それと、そこのガードパイプが死角で失念してしまったって、これ要するに注意不足、注意力が足りなかったということなのですか。不注意ということですか。 ○議長(中澤俊介) 岩﨑総務部長。 ◎総務部長(岩﨑博司) お答えをいたします。  賠償額の報告案件の記載については、先ほどご答弁したとおりでございます。それから、失念といった部分につきましては、確認不足ということでございます。  以上です。 ○議長(中澤俊介) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) これで質疑を終わります。  以上で報告第3号を終わります。                        〇 △報告第4号 ○議長(中澤俊介) 日程第20、報告第4号 専決処分の報告についてを議題とします。  本件について報告を求めます。  板倉市長。    〔市長、登壇〕 ◎市長(板倉正直) 報告第4号についてご説明をいたします。  本報告は、令和3年6月29日、印西市木下693番地10地先において、駐車場のフェンスに公用車が接触し、破損させた事故の和解及び損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により議会に報告するものでございます。 ○議長(中澤俊介) これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  5番、伊藤真一議員。 ◆5番(伊藤真一) 私からは1点だけ伺います。  昨日午後、私は見に行ったのですけれども、このフェンス直っていなかったのです。そこのところをどういうふうに理解すればいいのか、その1点だけ伺います。 ○議長(中澤俊介) 岩﨑総務部長。 ◎総務部長(岩﨑博司) お答えをいたします。  本件につきましては、6月29日に事故が発生をいたしまして、7月中に修理ということで、7月31日に市のほうで修理を完了してございます。その後、9月7日に和解が成立し、専決処分いたしました案件ということで、その後のフェンスの状況については、市のほうでは関知してございません。  以上でございます。 ○議長(中澤俊介) ほかに質疑はありませんか。  20番、山田喜代子議員。 ◆20番(山田喜代子) 前回と同じ質問なのですけれども、公用車の損害、その点について伺います。 ○議長(中澤俊介) 岩﨑総務部長。 ◎総務部長(岩﨑博司) お答えいたします。  こちらの事故につきましては、公用車の損傷はなかったということでございます。  以上でございます。 ○議長(中澤俊介) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) これで質疑を終わります。  以上で報告第4号を終わります。                        〇 △各常任委員会の閉会中の所管事務調査について ○議長(中澤俊介) 日程第21、各常任委員会の閉会中の所管事務調査についてを議題とします。  総務企画常任委員会文教福祉常任委員会及び建設経済常任委員会の各委員長から、所管事務のうち、会議規則第111条の規定によって、お手元に配付しました所管事務の調査事項について、閉会中の調査の申出があります。  お諮りします。総務企画常任委員会文教福祉常任委員会及び建設経済常任委員会の各委員長からの申出のとおり、閉会中の所管事務調査とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 異議なしと認めます。  したがって、総務企画常任委員会文教福祉常任委員会及び建設経済常任委員会の各委員長からの申出のとおり、閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。                        〇 △議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査について ○議長(中澤俊介) 日程第22、議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査についてを議題とします。  議会運営委員会委員長から、所掌事務のうち、会議規則第111条の規定によって、お手元に配付しました所掌事務の調査事項について、閉会中の調査の申出があります。  お諮りします。議会運営委員会委員長からの申出のとおり、閉会中の所掌事務調査とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 異議なしと認めます。  したがって、議会運営委員会委員長からの申出のとおり、閉会中の所掌事務調査とすることに決定しました。                        〇 △議員派遣の件について ○議長(中澤俊介) 日程第23、議員派遣の件についてを議題とします。  お諮りします。会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配付した資料のとおり、議員を派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(中澤俊介) 異議なしと認めます。  したがって、お手元に配付した資料のとおり、議員を派遣することに決定しました。                        〇 △閉会の宣告 ○議長(中澤俊介) これで本日の日程は全部終了しました。  会議を閉じます。  令和3年第3回印西市議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。    閉会  午後5時50分...